ExcelのVLOOKUP関数でワイルドカードで検索する方法!

ExcelのVLOOKUP関数でワイルドカードで検索する方法!

Microsoft ExcelのVLOOKUP関数で、ワイルドカードを使用して検索を行いたいと思ったことはありませんか?ワイルドカードはExcelでも使用可能です。この記事では、ExcelのVLOOKUP関数でワイルドカードで検索する方法をご紹介していきます。


目次[非表示]

  1. ExcelのVLOOKUP関数でワイルドカードで検索したい
  2. ExcelのVLOOKUP関数でワイルドカードで検索する方法

ExcelのVLOOKUP関数でワイルドカードで検索したい

Microsoft Excelで、VLOOKUP関数の中でワイルドカードを使用して検索したいと思ったことはありませんか?VLOOKUP関数を使用しての抽出で「前方一致検索」・「後方一致検索」・「部分一致検索」・「あいまい検索」を行いたいというシーンでは、ワイルドカードを使用することで条件にあった抽出を行うことができますよ。

この記事では、ExcelのVLOOKUP関数でワイルドカードで検索する方法をご紹介していきます。

ExcelのVLOOKUP関数でワイルドカードで検索する方法

部分一致検索

商品がいつ発送されるのかをVLOOKUP関数を使って入力していく
それでは、ExcelのVLOOKUP関数でワイルドカードで検索する方法を説明していきます。まずは部分一致検索から説明します。検索する文字列の前後に「*(アスタリスク)」を入力することで、部分一致検索を行うことができます。
E8セルに「=VLOOKUP("*"&D8&"*",$B$3:$D$5,2,FALSE)」と入力
画像の例でE8セルに表のNoを返すには、「=VLOOKUP("*"&D8&"*",$B$3:$D$5,2,FALSE)」と入力します。D8セルの「あきづき」の前後に「"*"」を配置して「&」で繋ぐことで、部分一致検索を行うことができますよ。

前方一致・後方一致検索

上記の例で前方一致検索を行いたい場合は、「=VLOOKUP(D8&"*",$B$3:$D$5,2,FALSE)」のように検索したい文字列の後ろに「*」を付与しましょう。
後方一致検索を行いたい場合は、「=VLOOKUP("*"&D8,$B$3:$D$5,2,FALSE)」のように検索したい文字列の前に「*」を付与することで後方一致検索ができますよ。

任意の文字数

E9セルに「=VLOOKUP(C9&"?????",$B$3:$D$5,2,FALSE)」と入力
他にも、任意の1文字を検索することのできる「?」もあります。「??」と指定すれば2文字・「???」と指定することで3文字の検索が行なえます。画像の例ではC9セルの「なし」を検索値に指定して、E9セルに「=VLOOKUP(C9&"?????",$B$3:$D$5,2,FALSE)」と入力することでNoを抽出しています。
E9セルに「2」が入った
半角スペースを入れて5文字となるB4セルの「なし (幸水)」が検索されたので、Noは「2」と返されていますね。?の数を変えることで、検索対象を変更することも可能ですよ。

エラーが起きてしまう場合

「#N/A」エラー
ワイルドカードの使用時に、「#N/A」エラーが表示されてしまい何故なのか分からないというシーンもあるかと思います。まず、ワイルドカードの使用時のルールとして「文字列には一致する、しかし数式や数値には一致しない」ということを覚えておきましょう。

検索対象が数式や数値の場合は一致することができないので、「#N/A」エラーが返ってしまうわけですね。他にも、ワイルドカードの付与方法を間違えているというケースもあるかと思います。「*」でワイルドカードを付与するときはそのまま付与して「"」で囲めばいいのですが、「?」でワイルドカードを付与する場合は「&」で繋いだ状態でワイルドカードだけを「"」で囲う必要があるということに注意しましょう。例えば「*」を使用した場合は「"なし*"」であっても、「?」を使用した場合は「"ねこ?"」のようになります。


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