ローカルアカウントとMicrosoftアカウントとは?
Windows8以降のパソコンでは、パソコンのログイン時に使用するアカウントに「ローカルアカウント」と「Microsoftアカウント」の2種類がありますよね。Windows8以降のパソコンでは最初にMicrosoftアカウントの作成が推奨されますが、では何故ローカルアカウントが存在するのか意味を知りたいという方もいらっしゃるかと思います。
ローカルアカウントとは、Windows7以前のパソコンではデフォルトであった「そのパソコン専用のアカウント」です。パソコンにログインするために使用するアカウントなので、他の用途に使用することはできません。パソコン1台につきローカルアカウントは何個も作成することができますが、そのパソコン専用のアカウントであるため別のアカウントに設定を同期するといったことはできません。
Microsoftアカウントは、パソコンのログインだけでなくMicrosoftの各種サービスで使用するアカウントです。Microsoft Office(WordやExcel)などの使用においてもMicrosoftアカウントが必要になっているので、現在Windowsのパソコンを使用している場合はこちらのMicrosoftアカウントの使用が主流となっています。
ローカルアカウントとMicrosoftアカウントの使い分けの例
それでは、ローカルアカウントとMicrosoftアカウントの使い分けの例を説明していきます。まずは、ローカルアカウントを使用したほうがいいケースから説明します。ローカルアカウントはMicrosoftアカウントのようにインターネットを介さないアカウントのため、情報漏洩などのセキュリティリスクを避けることができます。また、ローカルアカウントは名前を自由に決めることもできます。
たとえば家族で1つのパソコンを共有している場合に、「パパ」・「ママ」・「子供」といった形でそれぞれのローカルアカウントを作成すればセキュリティだけでなく各々のプライバシーも守って共用のパソコンを使用することができますよ。
ローカルアカウントではなくMicrosoftアカウントに切り替えたほうがいいユーザーは、自分専用のパソコンを所持していたりMicrosoftのサービスやMicrosoft Storeアプリを使用する頻度の多いユーザーです。
各種サービスやストアアプリを使用する機会が多いユーザーはMicrosoftアカウントでログインしていればスムーズにサービス・アプリを利用することができます。またパソコンの買い替え時に設定を引き継ぐこともできますよ。