Thunderbirdの未読メールの色は変更できる?
もし未読メールの色を変えることができれば、赤色や青色にすることで未読メールがある!と素早く認識することができて便利になりますよね。
しかし困ったことに、Thunderbirdのオプションではフォントやメッセージ・宛先の色を変えることはできても、未読メールの色を変えることはできないのです。アドオンも、メッセージのテキストや背景に色を付けることのできるものはあっても、やはり未読メールの色を変えるものはありませんでした。
ですが、Thunderbirdの設定フォルダの中にあるCSSファイルを編集することで未読メールの色を変えることができるようになります。この記事では、ThunderbirdのCSSファイルを編集して未読メールの色を変える方法をご紹介していきます。
Thunderbirdの未読メールの色を変更する方法
それでは、Thunderbirdの未読メールの色を変更する方法を説明します。
まずは、「C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles」フォルダの中にある、使用中の「<英数字>.default」フォルダを開きます。そして、フォルダ内に「chrome」フォルダを新規作成しましょう。
@namespace url("http://www.mozilla.org/keymaster/gatekeeper/there.is.only.xul"); #threadTree > treechildren { font-size:13px !important; } #folderTree { font-size:16px !important; } /* 1.スレッドペインの未読メッセージの文字色を変える */ treechildren::-moz-tree-cell-text(unread) { color: red !important; } /* 2.フォルダに未読メッセージがある場合の文字色 */ /* single folder with unread messages */ #folderTree > treechildren::-moz-tree-cell-text(hasUnreadMessages-true) { color: blue !important; } /* 3.フォルダペインを開いた時に未読メッセージがある場合の文字色 */ /* open folder containing subfolder with unread messages */ #folderTree > treechildren::-moz-tree-cell-text(subfoldersHaveUnreadMessages-true) { color: green !important; } /* 4.フォルダペインを畳んだ時に未読メッセージがある場合の文字色 */ /* closed folder containing subfolder with unread messages */ #folderTree > treechildren::-moz-tree-cell-text(closed, subfoldersHaveUnreadMessages-true) { color: #BDBDBD !important; }
もし未読メールの文字色を赤色ではなく青色にしたい場合は、/* 1.スレッドペインの未読メッセージの文字色を変える */部分のコマンドで
treechildren::-moz-tree-cell-text(unread) {
color: blue !important;
}
のように、「color:」の後のコマンドをredから「blue」に変更することで青色に変えることができますよ。これらの色はHTML・CSSカラーコードにも対応しているので、好きな色に自由に変更可能です。
まとめ
Thunderbirdの未読メールの色を変更する方法をご紹介!いかがでしたでしょうか。
メーラーアプリ・Thunderbirdでは、未読のメールは太い黒色で表示されます。しかし、既読のメールも黒色なのでメール一覧を表示させている時にパッと分かりづらいですよね。しかもThunderbirdではオプションでフォントやメッセージの色を変えることはできるのに未読メールの色を変えることはできません。色を変えるためのアドオンも、未読メールの色を変えるものがないため困ってしまいがちです。
実は、アカウントフォルダにCSSファイルを作成して、コマンドを記入することで未読メールの色を変えることができるようになりますよ。コマンドが分からない…という人も、記事内にコマンドを丸ごと載せていますので、記事内で紹介している方法の通りに操作してみてくださいね。