Thunderbirdを使ってHTMLメールを作成する
Windows向けメールソフトのThunderbirdは通常のメールだけでなく、HTMLメールを作成することも可能です。
HTMLとはWebサイトで使われるマークアップ言語で、文字の装飾やリンク設定など柔軟に行えます。
そのHTMLを使ってメールを作成することができ、画像挿入やメールが読まれたかどうかを確認するプログラムなどを挿入できるため、使いこなせれば非常に便利な機能といえるでしょう。
また、Thunderbirdの場合は特別な設定無しでHTMLメールを作成できてしまうのもメリットのひとつと言えます。
Thunderbirdを使ってHTMLメールを作成する方法
それでは早速ThunderbirdでHTMLメールを作ってみましょう。
ちなみに理解してHTMLメールを作ろうと思うと、HTMLの基礎知識が必要ですので注意しましょう。
Thunderbirdには見出しや段落設定・文字装飾などが簡単にできるようになっていますが、これらはHTMLを用いて実現しているのです。
ThunderbirdにはHTMLの知識がなくても文字装飾ができる仕組みになっているので、誰でもデザイン性を意識したメールの作成ができるのです。
ですが、標準機能には用意されていないHTMLを挿入したいときもあるでしょう。
他にもHTMLメール作成に役立つワザがあるので見ていきましょう。
リンクを設定する
別サイトへ飛べるリンクを設定するにはHTMLのaタグを使用します。
aタグの使い方がわからないという方は、上記サンプルのURL部分のみ変更してください。
HTMLの知識がない場合はこちらのほうが失敗しない上に簡単ですので、こちらを使うといいでしょう。
画像を挿入する
画像の挿入は大きく分けて2つあります。
- パソコンに入っている画像を使用する
- サイト上で公開されている画像を挿入する
パソコンに入っている画像を使用する
パソコンに入っている画像を使用する場合、画像をどこかのサーバーにアップロードする作業が伴うため、HTML挿入機能では埋め込めません。
画像のアップロード作業は送信時に自動的に行ってくれるため、特別設定する必要はありません。
サイト上で公開されている画像を挿入する
サイト上で公開されている画像を挿入する場合、HTML挿入機能を使って埋め込みます。
こちらもリンクの場合と同じように画像URL部分を変更するだけで問題ありません。
HTMLの知識がある方はパラメータを調整して画像サイズなど細かく設定すると良いでしょう。
また、HTML挿入がめんどくさいという場合は、ドラッグアンドドロップを使用する方法もあります。
埋め込みたい画像をメール本文にドラッグ&ドロップすることで、自動的にimgタグが使われた画像埋め込みが行われます。
Youtubeは埋め込めない
場合によってはYoutube動画を埋め込みたいという方もいるでしょう。
ですが、HTMLメールではYouTube を埋め込むことができません。
実際に埋め込むとするとこのようにエラーになります。
このエラーはThunderbirdだけでなく主要なメールソフトほぼ全てに当てはまることですので、Youtube動画を送りたい場合は、動画URLを共有する形で送ると良いでしょう。
HTMLメールサンプル
以下に実際に作成したHTMLメールのサンプルを用意しました。
HTMLを全部コピーして、HTML挿入機能を使って挿入するだけで、画像やリンク設定などがなされたメール本文が出来上がるはずです。
HTMLメールがどのようなものか気になる方はぜひ試してみてください。