PDFCreatorの使い方をご紹介!日本語化は出来る?

PDFCreatorの使い方をご紹介!日本語化は出来る?

無料で使えるPDF変換ソフト「PDFCreator」。PDFの編集・変換となると有償のイメージが強いですが、実は無料でも可能です。今回はドキュメントをPDFや画像に変換することができるPDFCreatorについてインストール方法から使い方まで解説していきます


目次[非表示]

  1. PDFCreatorとは?
  2. PDFCreatorで出来ること
  3. PDFCreatorのインストール
  4. PDFCreatorの使い方
  5. PDFCreatorの評判

PDFCreatorとは?

PDFCreatorは無料で使えるドキュメント変換ソフトです。

PDFというとAdobe Acrobatがありますが、こちらは有償ソフトウェアで、しかも価格が安いわけでもありません。

そのため、PDFの変換を行いたくてもできないという方が少なくないでしょう。

そういう時に役立つのがPDFCreatorです。PDFCreatorがあればドキュメントの変換で困ることがなくなります。

この記事では、PDFCreatorでは一体何が出来るのか、どうやって使うのか解説していますので、ぜひ見て行ってください。

PDFCreatorで出来ること

PDFCreatorでできることは至ってシンプルです。

  • ドキュメントをPDFに変換
  • ドキュメントやPDFを画像に変換
  • PDFにパスワードをかけてセキュリティ対策を行う
  • 印刷機能で使用するプリンターとして使える
  • 複数PDFを結合する
シンプルでありながら便利な機能が揃っており、フリーのPDFツールがほしいという場合はとりあえずPDFCreatorを入れておくと安心できるレベルでしょう。

PDFCreatorのインストール

それでは実際にPDFCreatorをインストールして使う準備を整えていきましょう。

まずはPDFCreator公式サイトのダウンロードページにアクセスします。

PDFCreator - 公式サイト
PDFCreatorの[Download]をクリックしてインストーラーをダウンロード
少し下の方にスクロールして一番左のPDFCreatorの[Download]をクリックしてインストーラーをダウンロードします。

ダウンロードボタンを押してしばらく経つとインストーラのダウンロードが始まるので、しばらく待つようにしてください。

ダウンロードしたらインストーラーを起動してセットアップを開始しましょう。

インストーラーの言語選択画面
インストーラーを起動すると言語選択画面が表示されますが、日本語は指定できないのでそのまま進めましょう。
セットアップウィザードが始まったら[Next]をクリック
セットアップウィザードが始まったら[Next]をクリックします。

インストーラは日本語に対応していませんが特に難しいことはありません。順番に進めていきましょう。

[Install]ボタンを押してインストールを実行
[Expert Settings]にチェックを入れなかった場合、一般的なインストール設定が自動的に行われます。特に問題はないので[Install]ボタンを押してインストールを実行しましょう。
[Decline]をクリックして広告ソフトウェアをインストールしない
インストールが完了すると広告ソフトウェアが表示されます。ここでは[Decline]をクリックしてインストールしないようにしましょう。

よく勘違いされますが。ここでインストールされるのはアドウェアといい、皆さんがよく見る広告の一種です。ウイルスと勘違いする人が多いので覚えておいてください。

PDFCreatorのインストール完了
これでインストール完了です。これでPDFCreatorを使用する準備が完了しました。

日本語化はできないものと思っておくこと

PDFCreatorは日本語に対応しておらず、ソフト側の設定を変更しても日本語化することができません。

古いバージョンであれば日本語表記用の言語ファイルが含まれていましたが、最新のPDFCreatorには含まれていません。

無理やり旧バージョンの言語ファイルを持ってくるとほとんどの文字が文字化けしてしまうので、基本的には英語表記のまま使うようにしましょう。

PDFCreatorの使い方

PDFは高機能な変換ツールですが、使い方自体はとても簡単です。

PDFCreatorを利用するにあたって絶対に知っておきたい使い方について見ていきましょう。

WordドキュメントをPDFに変換する

PDFCreatorのもっともスタンダードな使い方です。

使い方はとっても簡単です。

まずはPDFCreatorを起動した状態にしておいてください。

PDFCreatorの[Choose afile convert]をクリック
起動したら[Choose afile convert]という赤いボタンが中央に表示されているのが確認できます。
PDFに変換したいドキュメントファイルを選択
この赤いボタンをクリックしてPDFに変換したいドキュメントファイルを選択します。

ちなみに赤いボタンをクリックして変換したいファイルを直接ドラッグ&ドロップすることでも選択可能です。

ドキュメントを選択すると、どういう設定で変更するかどうかが表示されます。

それぞれの項目は以下の通りです。

Profile 基本設定
Filename PDFファイル名
Directory 保存先フォルダ
Title PDFドキュメントタイトル
Author 作成者名
Subject サブタイトル
Keywords ドキュメント内の重要なキーワード

それぞれ必要に応じて設定を変更したら[Save]をクリックします。これでドキュメントをPDF化することができます。

「PDF ARCHITECT」の宣伝の表示
ちなみにPDFに変換すると「PDF ARCHITECT」の宣伝が表示されます。

これはPDFファイルを直接編集できるフリーのエディターソフトですが、特に必要ないので[No, thanks]をクリックするようにしましょう。

PDF化が完了した画面
完了するとこのような画面が表示されます。

ドキュメント・PDFを画像に変換する

PDFCreatorはドキュメントをPDFに変換するだけではありません。

ドキュメント・PDFをPNG・JPEGなどの画像ファイルに変換することも可能です。

変換するやり方も簡単で、ドキュメントをPDF化するやり方とほとんど変わりません。

画像化したいファイルを選択
まずは画像化したいファイルを選択します。
ファイル名の左にあるPDFアイコンをクリック
次に変換設定をするわけですが、ファイル名の左にあるPDFアイコンをクリックします。
変換する形式の表示から選択
すると、どの形式に変換するかどうかが表示されます。

この中から画像形式であるJPEG・PNG・TIFFのいずれかを選択しましょう。

変換形式を変更したら[Save]を押して変換を実行します。

これだけでドキュメントを画像化することができ、何らかのコンテンツに埋め込んで使用したりできるようになります。

WebサイトをPDFとして保存する

PDFCreatorはWebページの印刷に使うプリンターとしても利用できます。

そのため、別途PDFプリンタードライバやアドオン・拡張機能を導入しなくてもかんたんにPDF化できるようになっています。

印刷機能があるソフトウェアなら何でも使うことができ、EdgeやGoogle Chromeなどのブラウザはもちろんのこと、メモ帳でも使えます。

やり方は簡単ですが、今回はGoogle Chromeを使った印刷を紹介します。

印刷したいページを開く
まずはなんでもいいので印刷したいページを開きましょう。このページでも構いません。
アクセスしたら右クリックして[印刷]をクリック
アクセスしたら右クリックして[印刷]をクリックします。
印刷設定画面の送信先のPDFCreatorの表示
印刷設定画面の送信先を見てみるとPDFCreatorが追加されているのが確認できるはずです。

送信先がPDFCreator以外の場合は送信先をPDFCreatorに変更してください。

今回はお試しなので用紙設定などは変更せず、そのまま印刷します。

印刷ボタンを押してPDFCreatorの変換設定画面へ
印刷ボタンを押すとPDFCreatorの変換設定画面が立ち上がります。

あとは通常の変換と同じように必要な項目設定をして[Save]をクリックするだけです。

サイトのPDF化
画像読み込み対策などがされているサイトでは画像が正常にインポートされないことがありますが、それ以外はレイアウト含めて完璧に取り込んでくれます

Web ページの印刷だけでなく、メモ帳でサクッとドキュメントを作成して印刷機能を使って即PDF化するといった事も可能なので、知っておくと大変便利でしょう。

PDFCreatorの評判

PDFCreatorは良くも悪くも評判が目立ちます。

先に悪い評判を言っておくと、やはりウイルスがインストールされたという間違った認識が非常に多いです。

PDFCreatorのインストールは英語表記で進むため、ほとんどの方はしっかり読むことはないでしょう。英語が不得意な日本人ならなおさらです。

ですがそれが災いして、身に覚えのないアドウェアがインストールされてしまったと文句を言っている方が少なくありません。

PDFCreatorのインストール完了後に提案されるアドウェアはアバストアンチウイルスというセキュリティソフトなので、必要ないなら必ず[Decline]をクリックしてインストールを拒否するようにしてください。

そのことを除けばかなり評判が良くなっています。

特にPDFCreatorは960dpiという超高解像度での画像出力も可能なので、ポスターの作成など高解像度画像やPDFが必要な方にはいい評価がつけられていました。

ほかにも使い方がシンプルですぐに使いこなせられたという意見もあったので、PDFCreator自体の評価はそれなりに高いようです。

それ以上にアドウェアによるマイナス評価が目立ってしまうのが玉にキズですが、安全かつ優秀なPDF変換ソフトであることに変わりはないので、一度使ってみると良いでしょう。


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