スプレッドシートが重い問題
みなさんはスプレッドシートを使っていて開くときに「重い」といったご経験ないでしょうか。
スプレッドシートはブラウザで利用できますが、他のWEBサイトに比べると開くのが遅かったり、スクロールやページの切り替えなどの動作がもっさりしていたり、そもそも読み込めないなど、ストレスを感じる事ありますよね。
スプレッドシートではもちろん表計算機能をWEBで行う以上重くてもしょうがないところもありますが、それ以外の理由で「重い」という場合もあります。
この記事ではスプレッドシートでよくある重くなる原因やその対処法についてご紹介していきます。
スプレッドシートが重い原因と対処法
それではスプレッドシートが重い原因と、それに対する対処法について紹介していきます。
数式や関数の計算が重い
数式や関数の計算が遅かったり、再計算が頻繁に発生している場合にはスプレッドシートは遅くなりがちです。
NOW関数、RAND関数、ROW関数など気をつけるべき関数はありますがまずは今、利便性を損なわない上で使わなくてもいい関数が無いかの確認をしましょう。
もしも最初は関数を使っている場合でも値のみをコピーすれば事足りる場合は、値のみを利用するようにしましょう。
参照されているセル、シート、タブが大量にあり重い
スプレッドシートでは他のセルやシート、タブのデータを参照することが出来ます。ただしセルの参照や自動計算によっては動作が重くなるため、スプレッドシートの速さを重視する場合は極力参照はしない形で計算しましょう。
不必要な条件付き書式が多く重い
条件付き書式で色をかえていたり、強調表示されている箇所でもしも不必要なものがあれば速度改善のためには積極的に減らすようにしましょう。
もちろん見た目の良さとのトレードオフにはなるかと思いますので、可能な範囲で減らしていきましょう。
スプレッドシートの中の画像ファイルが重い
スプレッドシートには画像ファイルを貼り付けることが出来便利ですが、画像の容量次第では、スプレッドシートの読み込みが遅くなります。
可能であれば画像ファイルを削除したり、画像は圧縮した状態でスプレッドシートに貼り付けるようにしましょう。
画像の圧縮は下記の記事などを参考にすればすぐ出来ます。ちょっとの手間だけで他の人も見るスプレッドシートを軽く出来る可能性がありますので、ぜひお試し下さい。
アドオンが遅くしている
もちろんアドオンの種類にもよりますが、一般的にはアドオンは機能の拡張で動作としては遅くなる可能性が高いものです。不必要なアドオンであれば削除し、どうしても遅いという場合は一度外してみて、アドオンが原因となっているのか確認してみると良いかと思います。
その他スプレッドシートを軽くする事が期待できる事
その他スプレッドシートの動作が改善することが期待できる事について紹介していきます。できるだけ早くしていきたい!という方は下記もぜひ参考にしてみて下さい。
未使用のタブやセルを削除する
スプレッドシートではタブやセルを増やしていけますが、不必要なタブやセルは極力削除するようにしましょう。
コピーして新しいスプレッドシートにしてみる
スプレッドシートは使い続けると更新履歴など実際の計算とは関係ない情報を増えていきます。そのため、現在のスプレッドシートをコピーして新しいスプレッドシートで再び始めることで不必要な情報がリフレッシュされた状態でスタートできるので、軽くなる可能性があります。
メモリ使用量をあける
スプレッドシートでは大量のデータを計算するにあたり、メモリを圧迫している事があり、メモリ容量をあけることで改善が期待出来ます。
下記の記事を参考にぜひメモリ使用量を減らし軽くしてみましょう。
PCのスペックアップやネットワーク速度の改善
PCのCPUやメモリなどのスペックをあげることで、スプレッドシート上での表示速度が上がることが期待出来ます。さらにネットワークの速度も表示までの時間を早くするという意味では効果的です。
もしも同じスプレッドシートを利用している方は早くて、自分だけ遅いといういう場合は上記のメモリの圧迫の問題や、スペックやネットワーク速度の問題の可能性が高いです。