HDD・SSDのSMART情報とは?
パソコンのストレージであるHDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)には、SMARTという機能が搭載されています。SMARTというのは正確には「S.M.A.R.T.:Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology」で、ストレージの状態を調べることのできる情報です。
SMART情報には、ストレージを起動させてから現在に至るまでに発生したエラーや稼働履歴の中で一番酷いエラーが発生した状態の記録を残しています。他にもストレージの温度・使用時間・スタートアンドストップ回数・不良セクタ・ペンディングセクタ・アンコレクトセクタ・トルク値などの情報をチェックすることができますよ。
Windows10でSMART情報を確認する方法
Windows10でSMART情報を確認する方法ですが、Windowsの機能にはSMARTを確認できるアプリケーションがないため、SMART情報を確認できるフリーソフトなどを導入する必要があります。ここでは、フリーソフト「CrystalDiskInfo」を使用してSMART情報を確認する方法を説明していきます。まずは下記リンク先のCrystalDiskInfo公式ページにアクセスしましょう。
確認できるSMART情報の項目は下記の通りとなります。
- リードエラーレート
- 代替処理済のセクタ数
- 使用時間
- 電源投入回数
- 書き込み失敗回数
- 消去失敗回数
- 平均ブロック消去回数
- 予期せぬ電源断回数
- 未使用予備NANDブロック数
- SATAインターフェースダウンシフト
- エラー訂正回数
- 訂正不可能エラー数
- 温度
- セクタ代替処理発生回数
- 代替処理保留中のセクタ数
- 回復不可能セクタ数
- SATA CRCエラー数
- 残り寿命
- ライトエラーレート
- RAINによる訂正成功回数
- 総書き込みセクター数(ホスト)
- 総書き込みページ数(ホスト)
- 総書き込みページ数(FTL)