データ復元ツール「Disk Drill」の使い方を紹介!

データ復元ツール「Disk Drill」の使い方を紹介!

完全に削除したファイルを復元したい。その時に役立つのがデータ復元ツール「Disk Drill」です。Disk Drillを使えばゴミ箱から削除したファイルやゴミ箱に入りきらなかったファイルを復元することができます。今回はDisk Drillの使い方を紹介します


目次[非表示]

  1. Disk Drillとは?
  2. Disk Drillのダウンロード・インストール
  3. Disk Drillの使い方

Disk Drillとは?

Disk Drillとは、無料で使えるファイル復元ソフトです。

Windows10はファイルを削除しても一度ゴミ箱に入れられるためすぐに消える事はありませんが、ゴミ箱から削除する場合やゴミ箱に入りきらないくらい大きなファイルを削除する場合は完全に削除されてしまいます。

Disk Drillはそういった元に戻すことが出来なくなってしまったファイルやフォルダを復元できるフリーソフトです。評判も高く、ほかの復元ソフトが不要になってアンインストールした人は少なくありません。

HDD・SSDで使われるNTFSだけでなくFATやexFATなどSDカード・USBメモリーで使われるファイルシステムや、HTFS+ ・ EXT2/3/4にも対応しているためMacやLinuxでも利用することが可能です。

検出できた削除済みファイルを復元する前にプレビュー表示させることができるため、本当に必要なファイルのみを復元することが可能です。

Disk Drillのダウンロード・インストール

それではDisk Drillをダウンロードしてインストールしていきましょう。Disk Drillは公式サイトから入手できます。

Disk Drill - 公式サイト

公式サイトにアクセスするとPROバージョン(有料)の案内が表示されますが、ただ使うだけならPROバージョンを購入する必要はありませんので、バツボタンや案内の外をクリックして案内を非表示にしましょう。

Disk Drill公式サイトの[無料ダウンロード]をクリック
非表示にしたあと[無料ダウンロード]をクリックします。

クリックしてページが変わるとDisk Drillがダウンロードされます。ダウンロード完了後インストーラーを起動してください。

インストーラーを起動したら[インストール]をクリック
インストーラーを起動したら[インストール]をクリックします。インストールオプションを設定する必要はありません。
管理者権限アイコンをクリックして管理者権限で実行する
インストールボタンを押した後、タスクバーに管理者権限アイコンが点滅していた場合はそちらをクリックして管理者権限で実行してください。
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」の画面
管理者権限で実行するまでインストールが開始されません。
「インストールが完了しました」の画面
しばらく待つとインストールが完了し、この画面が表示されます。この画面が表示されたらインストーラを終了してDisk Drillを起動しましょう。
セットアップウィザード
Disk Drillを初めて起動するとセットアップウィザードが開始されます。

はじめにエンドユーザーライセンス契約が表示されるので、[同意して実行します]をクリックしてください。

[続ける]をクリック
Disk Drillの機能が紹介されますので、適当に流し見て[続ける]をクリックしましょう。
「データプロテクションの起動を検討してください」の画面
「データプロテクションの起動を検討してください」の画面が表示されますが、万が一に備える場合は「データ保護を起動」をオンにしておくことをオススメします。

これにより他の復元ソフトで復元できないファイルもDisk Drillだと復元できるようになる可能性が高まります。選択したら[はじめる]をクリックしましょう。

これで初回セットアップは完了です。初めから日本語化されているので、別途日本語化パッチを導入したり設定を変更する必要はありません。

Disk Drillの使い方

ここからはDisk Drillの使い方を簡単に紹介します。

ファイル・フォルダの復元方法

データ復旧はとても簡単です。

復元したいファイルがあるドライブを選択
まずは復元したいファイルがあるドライブを選択してください。
[消失データの検索]をクリック
選択したら[消失データの検索]をクリックします。これでスキャンが開始されます。
スキャン中の画面
スキャンが開始されると、削除されたファイルが発見されていきます。

他の復元ソフトとは違ってスキャンが完了するまで待つ必要はなく、見つかったファイルから復元することができます。

[見つかったアイテムのレビュー]をクリック
見つかったファイルをプレビューする場合は[見つかったアイテムのレビュー]をクリックしてください。
ファイルをプレビュー
すると見つかったファイルをプレビューできます。
復元したいファイルにチェックを入れてから復元ボタンを押すor[すべて復元]をクリック
ファイルを復元する場合は、復元したいファイルにチェックを入れてから復元ボタンを押すか、[すべて復元]をクリックしてください。
復元先フォルダを選択する
次に復元先フォルダを選択します。復元先のフォルダは、復元元のドライブと異なるドライブを選ぶことを強くオススメします。

復元元ドライブに復元しようとすると復元する過程で復元しようとしたファイルが上書きされてしまい、ファイル破損が起きてしまう可能性があります。例えばCドライブが復旧元ならばDドライブ・SDカード・USBメモリーなど別の領域に復元するようにしてください。

復元先のフォルダの表示
完了すると「データリカバリー完了」と表示されます。復元先のフォルダを見に行くとファイルが復元されているはずです。

すべてのファイルを完全に復元できるわけではない

Disk Drillで復元できるのは、削除されたファイルが上書きされていない場合に限ります。

Windows10などで完全に削除したファイルは、アクセスするための情報が削除されただけで元ファイルのデータそのものは残っています。ですが、それらデータは完全に不要な状態になってしまっているため、別のファイルを作成したりするとその削除したファイルのデータを上書きしてしまうことがあります。

そうなってしまうとファイルを復元できなくなってしまいます。ですので、ファイルを復元させたい場合はできるだけ早く復元するようにしましょう。


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