「このページに安全に接続できません」の意味と対処法を紹介!

「このページに安全に接続できません」の意味と対処法を紹介!

ウェブサイトやサービスページにアクセスすると「このページに安全に接続できません」と表示されることがありますが、なぜこのメッセージが表示されるか知っていますか?今回は「このページに安全に接続できません」が表示される原因や対処法について解説していきます。


目次[非表示]

  1. 「このページに安全に接続できません」の意味とは?
  2. 「このページに安全に接続できません」が出た場合の対処法は?

「このページに安全に接続できません」の意味とは?

Google検索やYahoo検索などで見つけたウェブサイトをクリックして開こうとしたら、「このページに安全に接続できません」と表示されることがあります。

これは、セキュリティ保護の目的で使用されるTLSの非推奨バージョン1.0/1.1が使われていることが原因で表示されるメッセージです。

TLS1.0/1.1は当時セキュリティ保護の目的で、プロトコル「https」を使用するために使われていましたが、情報漏洩につながる脆弱性が発見されたことにより、使用することが非推奨とされています。

現在は新たなバージョンである1.2/1.3が使われており、古いバージョンである1.0/1.1はデフォルトでブロックされるようになっているのです。

「このページに安全に接続できません」が出た場合の対処法は?

「このページに安全に接続できません」が表示されて、サイトやサービスに接続できない場合の対処法はユーザー側とサービス・ウェブサイト運営側によって異なります。

それぞれどのような対処を取ればいいのか見ていきましょう。

ウェブサイトを閲覧するユーザーの場合

「このページに安全に接続できません」が発生する原因は、接続しようとしているようなウェブサイトやサービスで古いTLSが使われていることが原因です。

この問題はブラウザの設定を変更することで解消出来ます。ただし、Internet explorerもしくはMicrosoft Edge専用の方法です。

まずは、Internet Explorer を起動してください。(Edge利用者も同じく起動してください)

歯車アイコンをクリックして[インターネットオプション]を選択
次に、右上の歯車アイコンをクリックして[インターネットオプション]を選択してください。
[詳細設定]タブに切り替える
[詳細設定]タブに切り替えます。
[TLS1.0/1.1/1.2を使用する]全てにチェックを入れる
設定項目がたくさんありますが、少し下にスクロールして、[TLS1.0/1.1/1.2を使用する]全てにチェックを入れて保存してください。

設定を変更したあと「このページに安全に接続できません」と表示されたサイトを再読込してください。

こうすることで、先ほどまで表示されていた「このページに安全に接続できません」のエラーメッセージが表示されなくなり、本来表示されるはずだったウェブサイトやサービスが表示されるようになります。

これでも表示されず、以下のメッセージが表示されることもあります。

「サイトで古いか安全でない tls セキュリティ設定が使用されている可能性があります。この問題が解決しない場合は、web サイトの所有者に連絡してください。」

この場合はユーザー側で対処することができないため、ウェブサイト・サービス運営者が対応するまで待つしかありません。

ウェブサイト・サービス運営者の場合

訪問ユーザー側の問題ではなく、ウェブサイト・サービスそのものに問題が発生してる可能性もあります。

これは長らくサーバーのソフトウェアをアップデートしておらず、TLS証明書が古いバージョンのままになっている可能性が高いです。

古いTLS1.0/1.1バージョンはセキュリティの観点から非推奨とされており、Microsoft EdgeやGoogle Chromeなどの主要ブラウザはサポートを終了しています。

そのため、ウェブサイトやサービスを運営する側が対処しない限り、ほとんどのユーザーが訪問できなくなってしまいます。

先程解説したユーザー側の対処法を取ればアクセス可能ですが、その対処法を知っていて行う方はほとんどいません。

ですので、ウェブサイト・サービスの運営側に立っている方は、サーバーソフトウェアの更新などを行い、TLS1.2以上のバージョンにアップデートするようにしてください。


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