ビットレートとは？
Youtubeやニコニコ生放送・Twitch・ツイキャスなどの配信サイトで配信する際に重要なのが「ビットレート」の設定です。ビットレートとは、1秒間あたりのデータ量のことを指します。動画配信におけるビットレートは「配信サイトに向けて送信するビットの数」であり、ビットレートを高くすることで高い解像度の映像・音声で配信を行うことができます。
しかし、「高画質で配信するためにはビットレートを最大限高くすればいい」というわけではなく、配信したい配信サイトで決められているビットレート上限・お使いのパソコンのスペック・使用しているインターネット回線の速度で総合的に判断して決める必要があります。
後述していますが、各配信サイトではビットレートの上限が設定されています。そのため必要以上にビットレートを高く設定してもサイト側で調整されてしまい意味がなくなるだけでなく、パソコンに与える負荷が増えるためビットレートの上限は守りましょう。低すぎても画質に影響が出てしまうので、基本的には配信サイトの上限で設定すればOKです。
パソコンのスペックに関しては、近年のパソコンであれば特に考える必要はないでしょう。ただし安価なパソコンや古いパソコンを使用している場合はスペックが足りていないために配信時に負荷がかかりすぎてしまい映像が乱れる、ゲームが正常に動作しなくなってしまうといった恐れがあるので、タスクマネージャーなどを起動して配信時のCPUの負荷を確認しておくことをおすすめします。
回線は特に重要で、回線速度が遅いと高ビットレートで配信してもまともな配信はできません。重要なのは上りの速度で、実際のインターネット回線の上り速度以上のビットレートで配信はできません。ですので、回線速度はチェックしておく必要があります。下記リンク先の記事にて主要スピードテストサービスをまとめていますので、参考にしてみてください。もし速度が出ていないようであれば、インターネット回線の契約変更なども検討してみましょう。
プラットフォームごとのビットレートのおすすめは？
プラットフォーム（配信サイト）ごとにビットレートの上限が決められているので、これを守る必要があります。一番高いビットレート上限を誇っているのがYoutubeなので、高画質で配信を行いたいのであればYoutubeがメインになるでしょう。
- Youtube：映像…9000Kbps（1080p,60FPS）、音声…128Kbps
- ニコニコ生放送：映像…6000Kbps（720p,30fps）、音声…192Kbps
- Twitch：映像…6000Kbps（1080p,60fps）、音声…320Kbps
- ツイキャス：映像…6000Kbps（1080p,60fps）、音声…128Kbps
こちらを見ていただければ分かる通り、Youtubeが一番高いビットレートで配信することができます。他のプラットフォームではすべて6000Kbpsで統一されていますが、ニコニコ生放送だけ解像度が720p・FPS（フレームレート）が30FPSとなっており他のサイトよりも低い設定であることは注意しましょう。
OBSでビットレートを変更する方法
Youtube・ニコニコ生放送・Twitch・ツイキャスで主に使われている配信ソフト「OBS」で、ビットレートを変更する方法を説明します。OBSは下記リンク先の公式サイトよりダウンロードすることができます。
また「音声」タブから音声のビットレートを設定することも可能です。音声ビットレートはデフォルトで160Kbpsになっていますが、Twitchなどでは音声ビットレートの上限が320Kbpsになっているため、高音質で設定することも可能になっています。