コマンドプロンプトのpauseの使い方を紹介!

コマンドプロンプトのpauseの使い方を紹介!

コマンドプロンプトのコマンドの中に「pause」というコマンドがあります。このpauseコマンドはどういった動作をするコマンドなのか・どのようなシーンで使用するのかご存知でしょうか?この記事では、コマンドプロンプトのpauseの使い方をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. コマンドプロンプトのpauseについて
  2. コマンドプロンプトのpauseの使い方

コマンドプロンプトのpauseについて

コマンドプロンプトでは様々なコマンドを用いますが、「pause」コマンドというものをご存知でしょうか?pauseコマンドとは、バッチプログラムの処理などを一時中断させて処理を続行する場合にキー入力を求めることができるコマンドです。pauseコマンドにはオプションがないのも特徴です。

実際にpauseコマンドを使用すると「続行するには何かキーを押してください...」と表示され、キーボードのキーのどれかを入力しないと処理が行われない「入力待ち」の状態となります。どれでもいいのでキーを押せば、処理が再開されますよ。この記事では、コマンドプロンプトのpauseの使い方をご紹介していきます。

コマンドプロンプトのpauseの使い方

「続行するには何かキーを押してください...」表示
それでは、コマンドプロンプトのpauseの使い方を説明します。pauseコマンドを入力してEnterキーを押すと、画像のように「続行するには何かキーを押してください...」と表示されます。基本的にこのコマンドを単体で使用することはなく、バッチファイルなどで他のコマンドと併せて使用します。
バッチファイル
例として、このようなバッチファイルを用意しました。「pauseで一時停止をさせる」という文章のあとにpauseコマンドで一時停止を行い、キーの入力後に「これがpauseの使い方」と表示するものです。
キーを押した後に「これがpauseの使い方」と表示される
実際にこのバッチファイルをコマンドプロンプトで実行すると、画像のような形になります。「続行するには何かキーを押してください...」表示の後にキー操作を行うまで何も動作せず、キーを押した後に「これがpauseの使い方」と表示されるわけですね。

ちなみに、操作を続行したくない場合は「Ctrlキー+Cキー」を同時押しすると「バッチジョブを終了しますか(Y/N)?」と表示されるので「Yキー」を押すことでバッチファイルのその後の処理を行わずにすぐに処理を終了させることができますよ。処理を続けたい場合は「Nキー」を押せばそのまま処理が続行されます。

 

pauseコマンドは、プログラムの動作やバッチファイルに入力したコマンドの動作を確認してから順次処理を行いたいというケースで用いることが多いです。何かしらの作業を行う際にpauseコマンドで一時停止を挟むことで、想定通りの動作が行われているか確認する猶予ができるわけですね。もし処理に問題がなければキーを押して処理を続けて、問題があるようであれば「Ctrlキー+Cキー」を同時押ししてから「Yキー」で処理を中断するといった形でpauseコマンドを使用していきましょう。

「>nul」と入力してEnterキーを押す
ちなみに、pauseコマンドを入力してから半角スペースを挿入して「>nul」と入力してEnterキーを押してみましょう。すると、「続行するには何かキーを押してください...」のメッセージが消えます。あくまでメッセージが消えるだけで、pauseコマンドによる一時停止が行われていますよ。

処理を再開するには、普通にどれかのキーを押せばOKです。


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