Twitterへの動画投稿
Twitterのツイートには文章や画像だけではなく、動画をアップロードして文章と一緒に投稿することもできます。
プロモーションツイートや多くのユーザーが動画付きのツイートをするのはもう日常茶飯事になっていますね。 ツイートに動画をアップロードするのはスマホだとお手軽にできてしまうのですが、PCからアップロードする場合は色々と条件があるので慣れるまで多少面倒です。
一口に動画と言っても様々な形式(拡張子)が複数存在していますし、ファイルサイズや動画の時間・更には解像度などにも気をつけなければいけません。
下記リンク先の記事でも詳しく説明していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
Twitterに投稿する動画の形式について
Twitterに投稿できる動画の形式や条件について、簡単にまとめて説明します。
・対応拡張子: MOV・MP4(H264形式、AAC音声) 拡張子というのは動画の種類みたいなもので「動画.mp4」のように、.のあとに付いているアルファベットが拡張子になります。
「MOV」は主にデジカメ・iPhoneで撮影した動画の形式で、「MP4」はAndroidスマホで撮影した動画やYoutube・ニコニコ動画などの動画の形式になっています。
・映像コーデック:H.264(high-L4.2)
・音声コーデック:AAC(LC) コーデックを簡単に説明すると、動画を見るために必要なプログラムです。
動画は無編集だとかなり大きなファイルサイズになってしまうのですが、コーデックを用いてエンコード(圧縮)することでサイズを抑えて動画を作ることができます。
・最大動画サイズ: 512MB、2分20秒以下 動画のサイズ(容量)は512MBと多めなので、余程凝った動画を作らない限りはまずオーバーしないだけの十分な容量があります。
再生時間は以前は30秒までだったのですが、2016年6月に2分20秒と飛躍的に伸び、動画の自由度が広がりました。
・最小解像度: 32 x 32
・最大解像度: 1920 x 1200(および1200 x 1900)
・縦横比: 1:2.39~2.39:1の範囲 解像度は、画素の密度を表す単位です。つまりこの数値が大きいほど動画が綺麗になると考えてもらえば分かりやすいと思います。縦横比は適正なものを選びましょう。
・最大フレームレート: 40fps スマホユーザーも気をつけたいポイントです。フレームレートは動画に使われるコマ数で、この数値が多ければ多いほど動画の動きがなめらかになります。40fpsなら1秒間に40コマ使っているということですね。最近のスマホでは60fpsでの撮影ができる機種も増えて着ているので、Twitterにアップロードする動画を撮影する時は要注意です。PCではエンコードする際にフレームレートを指定することが可能なので、編集前の動画のフレームレートが高くても大丈夫です。
・最大ビットレート: 25Mbps ビットレートとは、1秒間にどれだけの容量を使っているのかを表す値です。ビットレートが大きいほど動画の画質と音質が高くなります。テレビ放送(地上波デジタル)のビットレートが16Mbpsなので、それよりも綺麗な動画が見れることになります。
Twitterに投稿する動画を作る
ではTwitterに投稿する動画を作る例をご紹介します。
スマホからサクッと動画を投稿する
スマホからTwitterに動画をアップロードするのはかなり簡単です。
画像を貼り付けるのと同じように、スマホに保存してある動画を選ぶだけでOKです。動画のトリミングも簡単なので、サクッとアップロードすることができます。
リアルタイムに動画を撮影してアップロードすることもできるのですが、なんとリアルタイム撮影でも動画の編集ができます。
画像がTwitterアプリで撮影中の動画ですが、撮影ボタンを押している間だけ撮影が行われ、離すとシーンが作られるようになっています。
複数のシーンを作って並べ替えたりすることができるので、手軽に面白い動画を作ってみるのもいいかもしれませんね。
画質に拘った動画を投稿する(PC)
パソコンからデジカメで撮影した動画などをアップロードしたい時、そのままだと前述したアップロードできる動画の条件にひっかかりがちです。
ではどうすればいいのかというと、エンコード用のアプリケーションを使って編集することになります。
ここでは無料のエンコードソフト「AviUtl」を使った場合の説明をしていきます。
まずは下記リンク先のサイト「AviUtl - k本的に無料ソフト・フリーソフト」を参考にしてAviUtlと各種プラグインを導入します。 「L-SMASH Works」「DirectShow File Reader プラグイン」、そして画質に拘ったエンコードをするために必要な「x264guiEx」はかならず導入しましょう。
プラグインの導入が終わったらAviUtlを起動し、上部メニューの「ファイル」から「開く」で編集したい動画を選びます。
次に、同じくファイルメニューから「プラグイン出力」の「拡張x264出力(GUI)Ex」をクリックします。
エンコードしたファイルを保存する場所を選び、ファイル名を付けて保存ボタンをクリックすればMP4形式でエンコードが開始されます。
エンコード時は画像のようなウィンドウが開き、右下にプログレスバーが表示され進行度を教えてくれます。
エンコード中に他の作業をしようとするとパソコンに負荷がかかってエンコード失敗の可能性もあるので、エンコード時はできるだけパソコンを触らないようにしましょう。
エンコードした動画! pic.twitter.com/QBxcKyhhli
— あぷりこ! (@aprc_twit) August 31, 2017
上のツイートの動画がエンコードした動画になります。導入したプラグインの「x264guiEx」のおかげで綺麗な動画をTwitterにアップロードすることができました。 導入は少し大変ですが、動画のエンコード自体は簡単なのでぜひ皆様もチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
長時間の動画を投稿する(PC)
Twitterにアップロードできる動画は最大サイズ512MB・再生時間は2分20秒以下と、長時間の動画がアップロードできるようになっています。
しかし長い再生時間の動画はファイルサイズも大きくなりがちです。仮に最大サイズの512MBに収まらない動画をアップロードしたい場合はどうすればいいのでしょうか?
上記の「画質に拘った動画を投稿する」項目で説明したエンコード方法で512MBを超えてしまう場合でも、少し設定をいじるだけでサイズを抑えられる可能性があります。
画面上部のメニューの「ファイル」から「プラグイン出力」の「拡張x264出力(GUI)Ex」をクリックし、保存場所を選択するウィンドウが出てきたら「ビデオ圧縮」をクリックしましょう。
画像のような設定画面が表示されるので、枠で囲んだ「品質」のバーを低品質に寄せて設定しましょう。
これで動画のビットレートが下がり、画質が落ちる代わりに動画のファイルサイズが縮小されるので長い再生時間の動画もアップロードすることが可能になります。
Twitterに動画を投稿できない場合
何故か「メディアファイルを処理できませんでした。」とエラーメッセージが出てTwitterに動画を投稿できない…というケースも結構起きることがあります。
アップロードできる動画の条件を満たしていても起こる場合などもあるので、動画を投稿できなくなった際は下記リンク先の記事を参考にしてみてください。
まとめ
Twitterに動画投稿する際の動画ファイルの形式まとめ及び投稿動画の編集方法、いかがでしたでしょうか。
記事に書いた通り、Twitterにアップロードできる動画の条件は意外と厳しいため「Youtubeやニコニコ動画にアップロードできるのに何故かTwitterにはアップロードできない」ということも起こりえます。
せっかくの動画がアップロードできない場合は、投稿条件に合っているのかどうか確かめてみましょう。 スマホアプリ版Twitterからは簡単に動画がアップロードできる上にその場で撮影・編集もお手軽にこなすことができるので、日常的に動画をアップロードするならスマホから投稿するのが便利です。
パソコンから動画を投稿する際にはエンコードソフトを使って編集することで、画質が綺麗な動画や長時間の動画を作ることができます。
そのままだとTwitterにアップロードできない動画もエンコードすることでアップロードできるよう調整が利きますし、意外と簡単なのでぜひ使用してみることをオススメします。