CD Manipulator
「CD Manipulator」というソフトをご存知でしょうか?
CD Manipulatorはフリーのリッピングソフトです。国産のソフトウェアなので、デフォルトで日本語に対応していて誰でも扱いやすいソフトです。
CD Manipulatorは、主にCDのバックアップ・イメージ化(ISO、img・bin+cueなど複数形式に対応)・CDへの書き込みなどのリッピングに用います。
デジタルオーディオ環境が整う前に販売されていたCCCD(コピーコントロールCD)からもコピーすることができるため、CCCDから音楽ファイルを作成したい場合にも活躍してくれます。
そこでこの記事では、CD Manipulatorのダウンロード方法や使い方をご紹介していきます。
対応環境
CD Manipulatorは、Windows XP・7・10(32bit/64bit)に対応しています。
公式サイトではWindows7・64bitに対応していることが確認されていますが、今回Windows10・64bitでの環境でも動作を確認することができました。
CD ManipulatorはCDのリッピングを行うツールなので、CDの読み取り・書き出しを行うことのできる光学ドライブが必須です。お使いのパソコンに光学ドライブが搭載されていない場合は、内蔵光学ドライブを購入して取り付ける・外付けの光学ドライブを用意する必要があります。
CD Manipulatorのダウンロード
まずはCD Manipulatorをダウンロードしましょう。CD Manipulatorは公式サイトからダウンロードすることができます。
cdm270.zipを解凍すると、CD Manipulatorのファイルが展開されます。
インストール形式ではないのでインストールする手間がかからないのが嬉しいですね。CD Manipulator.exeが本体ファイルなので、クリックすることで実行することができます。
CD Manipulatorの使い方
それでは、CD Manipulatorの使い方を説明します。
下側のボタンは左から順番に「トラック単位でのCD読み込み」「CDのマスタリング」「サブチャンネルの解析」「CD Manipulatorの終了」となっています。
ここでは、特に使われる「CDからイメージを作成」「イメージをCDに書き込む」「CDの複製」「トラック単位でのCD読み込み」の4つの項目について、使い方を説明します。
CDからイメージを作成
イメージをCDに書き込む
CDの複製
CDの複製(コピー)は、「CDからイメージを作成」「イメージをCDに書き込む」の手順を通して行うことでCDを複製することができます。
CDへの書き込みが完了すると、イメージファイルを破棄するかどうか尋ねられます。破棄を選択しないとイメージファイルがパソコンに残ったままとなります。CDデータの容量は約700MBほどあるので、邪魔であれば破棄しましょう。
トラック単位でのCD読み込み
特定のトラックデータだけを読み込んでデータ化することも可能です。
著作権に注意しよう
CD Manipulatorを使ってCDのコピーやイメージ化を行い保存する方法をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
メニューからすぐにCDをISOやimg・bin+cue形式でイメージ化することができるほか、CDのまるごとコピーも簡単に行えるためとても便利なフリーソフトであることがお分かりいただけたと思います。
しかし、ここで注意しなければならないのが「著作権」です。
音楽CDは基本的に著作権で保護されているので、私的利用以外での複製行為はNGとなっています。例えば、気に入った音楽CDをコピーして友人に配るといった行為は著作権違反となるので行わないようにしましょう。データ化したファイルを送付するのも同様に行ってはいけません。
当然ですが、リッピングしたCDを有料で販売するのも違法行為です。上記の行為よりも罪が重いので、絶対に行わないように注意しましょう。
また、「私的利用」の範囲に入るのは、自分及び自分の家族が楽しむことのできる範囲内でのコピーのみに限られるので、コピーしたCDを家や車の中で再生するのはOKですが、会社や学校など不特定多数の人がいる場所で再生するのはNGです。十分に注意してください。