MacにPATHを通すには?
WindowsのPCであれば、PATHを通すにはシステムのプロパティや環境変数などからGUIで操作をして、PATHの設定を行う事ができます。

一方でMacの場合だと、どこからPATHを通せばいいのか、設定ファイルはどこにあるのか分からない方も多いかと思います。
そこで今回の記事はMacでPATHを設定する方法についてご紹介していきます。
PATHを通すには「.bash_profile」を編集する
MacでPATHを通すには.bash_profileを設定する必要があります。やり方を順番にご紹介していきます。

ターミナル上で以下のコマンドを実行します。これは.bash_profileという設定ファイル(PATHの設定もここに含まれる)をテキストエディットというエディターで開くコマンドになります。
※デフォルトのエディターがテキストエディットでない場合は、別のエディターが開く事もあります。
$ open ~/.bash_profile

この図の場合はすでにPATHの設定がいくつかされている例です。
PATHの追加の仕方
PATHを通す、つまり新規にPATHの追加をしたい場合は下記の形式でPATHを設定します。
export PATH=$PATH:追加するPATH
つまり「~/.local/bin」というフォルダへのPATHを通したい場合は以下のようにします。
export PATH=$PATH:~/.local/bin/
自分が通したいPATHを追記したら、ファイルを保存しましょう。これでPATHが通るはずですが、今開いているターミナルのセッションに対しても反映したい場合は以下のsourceコマンドを実行しましょう。
source ~/.bash_profile
PATHの確認
最期に、PATHが正常に追加されているか確認する方法をご紹介します。再びターミナルから下記のコマンドを実行します。
echo $PATH
上記のコマンドを実行すると、現在通っているPATHが文字列で表示されますので、その中に自分が通したいPATHが存在しているか確認しておきましょう。
PATHの削除
PATHを追加し続けていくと、PATHの情報が膨大になり、動作が重くなることもあります。そこでPATHの整理や削除が必要になってくる場合があり、そのやり方については下記の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。