Outlookのメールが検索できない・あきらかに結果が少ない
メールソフト・Outlookを使っていて、何故かメールが検索できなくなってしまう・検索結果があきらかに少ないといった事が起きる場合があります。これらの症状の原因は、Outlook本体が原因だったり、Windowsの不具合だったりと様々なケースが考えられます。
この記事では、Outlookのメールが検索できない・あきらかに検索結果の数が少ない場合の対処法をご紹介していきます。
Outlookのメールが検索できない場合の対処法
それでは、Outlookのメールが検索できない場合の原因と対処法を説明していきます。
検索の表示結果数が制限されている場合
検索の表示結果数が制限されていると、1~2か月のメールした検索結果に表示されず、それ以前のメールが表示されません。この場合は表示結果数の制限を解除しましょう。
Outlookウィンドウ左上の「ファイル」をクリックします。
アカウント情報が表示されるので、左側メニューの「オプション」をクリックします。
Outlookのオプションが表示されるので、左側メニューの「検索」をクリックしましょう。
検索の項目一覧が表示されるので、「表示結果数を制限して検索速度を上げる」のチェックボックスをオフにして「OK」をクリックしましょう。これで古いメールも検索結果に表示されるようになります。検索インデックスが破損してしまっている場合(インデックス作成)
Outlookでメールを検索する際に用いられるのが、検索インデックスです。検索インデックスとはメールを検索するためのデータファイルで、これが破損してしまうとメールの検索ができない・検索結果が極端に少なくなってしまうといった症状が現れます。
まずは、検索インデックスの作成が完了しているか確認してみましょう。メールの検索ボックスをクリックするとウィンドウ上部に「検索」タブが表示されるので、これをクリックしましょう。
検索のリボンメニューが表示されるので、メニュー右側にある「検索ツール」をクリックして開き「インデックスの状況」をクリックしましょう。
「インデックスの状況」ウィンドウが表示され、インデックス処理が行われます。インデックス処理が完了すると、「すべてのアイテムのインデックス処理が完了しました。」と表示されるので、「OK」をクリックしてウィンドウを閉じましょう。検索インデックスが破損している場合(インデックスの再構築)
上記の方法だけではメールの検索の不具合が直らない場合は、検索インデックスを再構築しましょう。
Outlookウィンドウの左上にある「ファイル」をクリックしましょう。
アカウント情報が表示されるので、左側メニューの「オプション」をクリックしましょう。
「Outlookのオプション」ウィンドウが表示されます。左側メニューの「検索」をクリックしましょう。
検索の項目一覧が表示されるので、「インデックス処理のオプション」をクリックしましょう。
「インデックスのオプション」ウィンドウが表示されます。「インデックスを作成する対象」一覧の中にある「Microsoft Outlook」をクリックしましょう。
詳細オプションが表示されるので、「ファイルの種類」タブをクリックします。ファイルの拡張子の一覧が表示されるので、「eml」「msg」「pst」の3つのファイルのチェックボックスがオンになっているか確認して、チェックが付いていなければオンにしておきましょう。
続いて「インデックスの設定」タブをクリックして開き、「トラブルシューティング」項目の「再構築」をクリックしましょう。これで検索インデックスが再構築されます。Windows Updateが原因の場合
Outlookは「Microsoft Office」のアプリケーションの一つなので、Windowsのアップデートである「Windows Update」は一見関係がないように思えますが、WindowsのアップデートによりOutlookに問題が発生してしまった事例が過去にあります。
2017年には更新プログラムによるOutlookの不具合の修正プログラムがMicrosoftより配布されました。もしWindows Updateを行ったことでOutlookのメール検索が行えなくなってしまった場合には、修正プログラムの配布を待つことになります。