ステータスコード「Error 524」の意味とは?
Web 上で使われているステータスコードの一つに「Error 524」があります。
インターネットを使っていて目にする機会が多いのが、ページが見つからなかった時に返される「Error 404」とサーバーへのアクセスが拒否された時に返される「Error 503」ですが、「Error 524」はどういう時に返されるエラーなのでしょうか・
この「Error 524」とは、サーバーとの接続時にタイムアウトした際に返されるエラーです。
タイムアウトしたから接続に失敗したというわけではなく、「接続できたもののWebページデータなどの必要なデータのダウンロードが完了しなかった」際に返されます。
そのため、ネットワークが混雑しているときになかなかページの読み込みが終わらず、読み込みが終わったと思ったらError 524が返されてページが正常に表示されなかったということもあるでしょう。
【サーバー管理者向け】ステータスコード「Error 524」の対処法
ステータスコード「Error 524」への対処法はいくつかあります。
こちらはウェブサイトを運営するサーバー管理者向けの対処法です。Webページを閲覧するユーザー側の対処法については後述しています。
CloudFlareを使っている場合
一瞬だけError 524が表示されることもあれば、数時間に渡ってエラーが発生し続けることもゼロではありません
この場合はCloudFlare側の問題であるため、サーバー管理者がなにか手を打つ必要は基本的にありません。
あまりにもひどい場合はCloudFlareを使わない
あまりにもError 524が頻発する場合はCloudFlareの利用を止めて自分のサーバーだけで処理・もしくはほかのCDNを使うようにしましょう。
問題が発生しているドメインのネームサーバーを変更・別のCDNを検討、といったことを進めていくようにしてください。
サーバーを変更する
CloudFlareなどのCDNを使っているわけでもないのにError 524が発生する場合、利用しているサーバーのネットワーク・スペック不足の可能性があります。
この場合はサーバープランも上位のものに変更したり、利用するサーバーそのものを変更すると良いでしょう。
この際、テスト運用せずにサーバを変更してしまうと結局何も変わらなかったということになりかねませんので、レンタルサーバーを使っている場合は無料期間などを使って一度テストするようにしてください。
Webサイトに動画を埋め込んでいる場合
Webサイトを管理しているサーバーに動画を用意し、その動画を自分のサイトで視聴できるようにしている場合、ネットワーク帯域不足で接続が不安定になってタイムアウトが発生するようになり、524 Errorが返されてしまうことがあります。
特にレンタルサーバーを使っている場合、使用できるネットワーク帯域が高くても100Mbpsまでになっていることが多いため、サーバーに動画を設置してそれを再生させるようにすることはあまり現実的ではありません。
この場合はYoutubeやニコニコ動画などの動画投稿サービスを利用し、投稿後に取得できる埋め込みコードを使ってサイト内で再生できるにしましょう。
そうすることで自分のサーバーではなくYoutubeなど別のサーバーのネットワークを使うことになるため、負荷がかかってError 524が起きることはありません。
【ユーザー向け】ステータスコード「Error 524」の対処法
今まで普通に見れていたはずのページがError 524になった、閲覧しようとしたページがError 524だった場合の対処法を見ていきましょう。
ページをリロードする
ですので、上記のような「Error 524」が発生した場合はページを何回か読み込み直してみてください。
時間をおいて再アクセスする
ページを何回リロードしてもError 524が表示される場合は、時間をおいてから再アクセスしてみましょう。Webサイト側で技術的な問題が発生しており、その影響でError 524が返されるようになっている可能性があります。
数時間~1日程度置いてから再アクセスしてみてください。