【無料】「MyDefrag」で安全にデフラグを実行しよう!

【無料】「MyDefrag」で安全にデフラグを実行しよう!

ファイルの断片化が多くなるとパソコンのパフォーマンスが大きく低下してしまいます。そんな断片化を解消してくれるのがMyDefragというデフラグソフトです。今回はMyDefragのインストール方法やデフラグのやり方などを紹介していきます。


目次[非表示]

  1. MyDefragとは?
  2. MyDefragをインストールする方法
  3. MyDefragの使い方

MyDefragとは?

MyDefrag(マイデフラグ)とは、ディスクドライブ内で断片化したファイルを整理(解消)してドライブのパフォーマンスを高められるWindows10で動作するフリーソフトです。

HDDなどのドライブをずっと使い続けているとファイルが断片化を起こすのですが、断片化の割合が高まれば高まるほど性能の良いドライブを使っていたとしてもパフォーマンスが低下してしまいます。

その影響が特に顕著なのはHDDです。HDDは仕様上ファイルの断片化に弱く、使い続けて1年しか経っていないにも関わらずディスクのパフォーマンスを大きく低下してしまうことがよくあります。

それらファイルの断片化を解消することをデフラグといい、効率よくデフラグを行ってくれるのがMyDefragです。MyDefragを使えば初心者でも簡単にドライブをチューニングいして読み書き速度をあげることができます。

MyDefragをインストールする方法

MyDefragは公式サイトがありましたが、現在は閉鎖しており公式サイトからダウンロードすることができません。

ですが、代わりにダウンロード用のミラーサーバーが用意されているのでそちらを利用します。まずは下記のダウンロードページにアクセスしてください。

MyDefrag - ダウンロード

このページを開くと自動的にMyDefragがダウンロードされるので、ダウンロード完了後インストーラを起動します。

日本語を選択して[OK]をクリック
インストーラーは日本語に対応しています。日本語を選択して[OK]を押しましょう。
セットアップウィザードの[次へ]をクリック
セットアップウィザードが開始されるので[次へ]をクリックします。
[同意する]を選択して[次へ]をクリック
次に、[同意する]を選択して[次へ]をクリックします。
インストール先を指定して「次へ」をクリック
インストール先はデフォルトのままで大丈夫です。そのまま次に進みましょう。
インストールするコンポーネントの選択画面
インストールするコンポーネントの選択画面が表示されますが、何か理由がない限りは全部チェックを入れたままにしておきましょう。

何も分からずにチェックを外すとMyDefragを使える機能が少なくなり、使いにくくなる可能性があります。

プログラムグループを変更せずに「次へ」をクリック
プログラムグループもそのままで大丈夫です。何も変更せず次に進んでください。
インストールオプションの表示画面
最後のインストールオプションが表示されます。デスクトップにショートカットを作成したくない場合は[Create icon on the desktop]のチェックを外すようにしてください。
インストール前の確認画面で[インストール]を押してMyDefragをインストール
最後にインストール前の確認画面が表示されます。[インストール]を押してMyDefragをインストールしましょう。
インストール完了の画面
この画面が表示されたらインストール完了です。セットアップウィザードを終了しましょう。

日本語化は非推奨

MyDefragはインストーラーこそ日本語に対応しているもののソフトウェア本体は日本語に対応していません。そのため有志の方が作成した日本語化パッチが存在するのですが、現在はお勧めしません。

日本語化パッチを配布しているサイトに対してセキュリティソフトが警告を出したため、最悪の場合ウイルスに感染してしまう可能性があります。ですので現在は日本語化しないほうがいいでしょう。

MyDefragの使い方

ここからはMyDefragの使い方を紹介します。

デフラグを実行する

MyDefragは非常にシンプルな作りになっており、簡単にデフラグを実行することができます。

「Select script」にある[Defragment only]を選択
まずは「Select script」にある[Defragment only]を選択しておきます。
ドライブ・パーティション一覧からデフラグしたいものにチェックを入れる
次に「Select 1 or more disks」にリストアップされているドライブ・パーティション一覧からデフラグしたいものにチェックを入れます。

複数ドライブまとめてデフラグできるので、全てにチェックを入れればパソコンに認識されているドライブ全てを一括でデフラグすることができます。

 

デフラグしたいドライブにチェックを入れたら[実行]をクリック。これでデフラグが開始されます。

断片化しているファイルが多ければ多いほどデフラグに時間がかかるため、何年もデフラグしていない、初めてデフラグするという場合は数時間かかる可能性があります。ですのでデフラグする場合は時間に余裕がある時に行なってください

「完了しました」の表示画面
デフラグが完了すると「完了しました」と表示されます。

デフラグが完了したあと別のドライブも続けてデフラグしたい場合はMyDefragを一旦終了して起動し直す必要なので覚えておきましょう。

「システムで予約済み・System Reserved」はデフラグ不要

表示されるディスクドライブ一覧のラベルに「システムで予約済み・System Reserved」が見つかることがあります。

「System Reserved」の画面
こちらはOSによって管理されているディスク領域であり、この領域をデフラグする必要はありません。

デフラグすることは可能ですが、デフラグしてもメリットはほとんど無いので気にせず他のドライブをデフラグすると良いでしょう。

各種スクリプト

[Defragment only]の表示
先ほどデフラグの解説では[Defragment only]というスクリプトを利用しました。

ですが他にもスクリプトがあり、目的によって使うべきスクリプトが異なるので、各種スクリプトについて簡単に紹介します。

Analyze only

デフラグをせず、どれくらい断片化しているかだけをチェックします。デフラグは時間がかかりますが断片化のチェックだけであればすぐに完了します。ドライブに負荷がほとんどかからないので、下手に寿命を縮めてしまうこともありません。

Consolidate free space

デフラグしたあとにデータをディスクの先頭に集中させ、断片化が発生しづらくなる状態にチューニングしてくれます。

Data Disk Daily

Cドライブ以外のハードディスクで使用するデフラグ用スクリプトです。スクリプト名に「Daily(和訳すると"毎日")」がありますが、これはスケジュールを意味しているのではなく、毎日デフラグする場合に最適なスクリプトとなります。

後述する「Weekly・Monthly」も週一回・月一回ペースで最適なデフラグスクリプトという意味になっています。

Data Disk Weekly

Cドライブ以外のHDDを週一回のペースでデフラグする際に最適なスクリプトです。Dailyよりも強力なデフラグを行いますが、デフラグにかかる時間は長くなるので注意しましょう。

Data Disk Monthly

Cドライブ以外のHDDを週一回のペースでデフラグする際に最適なスクリプトです。

デフラグの中で一番時間がかかる代わりに、MyDefragでできる最大限のチューニングをしてくれます。かなり時間がかかる上にドライブへの負荷も少なくはないので頻繁に行うの早めておきましょう。

System Disk Daily・Weekly・Monthly

Data Disk Daily・Weekly・MonthlyのCドライブ向けのスクリプトです。

Cドライブのデフラグを実行したい場合は「System Disk」から始まる方のデフラグスクリプトを選択しましょう。

Flash memory disks

SDカードやSSDといったフラッシュメモリー・ドライブをデフラグする際に使用するスクリプトです。SDカードやSSDは物理的に使用が違う関係で通常のデフラグはほとんど効果がありません。

ですのでSDカード・SSDといったフラッシュ系のディスクドライブをデフラグする際はこちらのスクリプトを使うようにしてください。


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