システムで予約済みパーティションとは?削除できるのか?

システムで予約済みパーティションとは?削除できるのか?

Windows10のパソコンで、ストレージを確認してみると存在する「システムで予約済みパーティション」とは何なのか気になったことはありませんか?この記事では、システムで予約済みパーティションとは何なのか・また削除できるのかどうかについてご紹介しています。


目次[非表示]

  1. システムで予約済みパーティションとは?
  2. システムで予約済みパーティションは削除できる?
  3. システムで予約済みパーティションの削除方法

システムで予約済みパーティションとは?

Windows10のパソコンを使用していて、HDDやSSDを管理メニューから開いてみると「システムで予約済み」というパーティションがありますよね。このパーティションが何なのか気になったことはありませんか?

このシステムで予約済みパーティションは、BitLocker機能でシステムドライブを暗号化する際に使われるパーティションとなっています。大体数百MB(Windows10であれば500MB)の容量を使用するため、ある程度大きいスペースとなっています。そこで、できればこのシステムで予約済みのパーティションを削除して新しい保存領域にしたいと考えるユーザーの方もいらっしゃるかと思います。この記事では、システムで予約済みパーティションとは何なのか・また削除できるのかどうかについてご紹介していきます。

システムで予約済みパーティションは削除できる?

人によっては、「ストレージの容量が少ないのでシステムで予約済みのパーティションを削除したい」・「必要性を感じない」という方もいらっしゃるかと思います。

このシステムで予約済みパーティションは、一応は削除可能です。しかし、前述の通りBitLocker機能に用いるほか、OSが用意しているパーティションなのであまり消すことはおすすめできません。例えば「HDDを使っていて、新しいパソコンを買ったので今使っているパソコンのHDDをフォーマットして取り外して2つ目の内蔵HDDとして使用する」というケースであれば削除してしまってパーティションを最適化したほうがいいですが、そういうケースでもない限り触れないほうがベターです。

 

※新しくパソコンを1から組んだ場合は、Windowsのインストール前にパーティションをフォーマットして割り当てを行うことでシステムで予約済みパーティションを作成を回避することができます。

システムで予約済みパーティションの削除方法

スタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コマンドプロンプト」をクリック
それでは、システムで予約済みパーティションの削除方法を説明します。まずはデスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コマンドプロンプト」をクリックしましょう。
コマンドプロンプト
コマンドプロンプトが起動したら、「diskpart」コマンドを入力してEnterキーを押します。続いて「list disk」と入力して操作したいディスク(ドライブ)の番号を確認します。「select disk 0(ここで操作するディスク番号=0)」と入力して、「ディスク 1 が選択されました。」と表示されたら「list partition」コマンドを入力してパーティション番号を調べましょう。

ここで予約済みになっているパーティションを「select partition 3(予約済みのパーティション番号=3)」と入力して、「delete partition override」コマンドを入力することでシステムで予約済みのパーティションを削除することができますよ。

アドバンスドメニューを開き、「ディスクの管理」をクリック
システムで予約済みのパーティションを削除しても、そのままだと保存用に使うことができません。「Windowsキー+Xキー」の同時押しでアドバンスドメニューを開き、「ディスクの管理」をクリックしましょう。

「ディスクの管理」画面が表示されたら、ウィンドウ下部のディスクの未割り当てパーティションを右クリックしてメニューの「新しいシンプルボリューム」をクリックします。ここから表示される手順通りに操作を進めることで、保存できるパーティションになりますよ。


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