AndroidでSDカードを内部ストレージ化できない問題
Androidスマホでは、microSDカードをスマホのストレージとして使用できる「内部ストレージ化」を行うことができます。microSDを内部ストレージ化することで、足らなくなったスマホのストレージ容量を増やすことができるほか、スマホのアプリをmicroSDカードに移動してストレージの整理を行うことも可能です。
しかし、内部ストレージ化を行いたいのに何故かできないとお悩みの方もいらっしゃるかと思います。この記事では、AndroidスマホでmicroSDカードを内部ストレージ化できない場合の原因と対処法をご紹介していきます。
AndroidでSDカードを内部ストレージ化できない場合の原因と対処法
AndroidスマホのOSのバージョンは6.0以上かどうか
お使いのAndroidスマホのOSがAndroid6.0以上であればSDカードを内部ストレージ化することができるのですが、Android5.0以下の場合は内部ストレージ化を行うことはできません。もしAndroid5.0以下のスマホを使用している場合は、諦めるしかありません。
SDカードのフォーマットを行っていない場合
内部ストレージとして使用するmicroSDカードは、フォーマットを行う必要があります。フォーマットを行うとmicroSDカード内の全データが消えてしまうので、保存したいデータがある場合は事前にバックアップを取っておきましょう。
フォーマットは設定アプリを開いて「ストレージ」をタップして開き、SDカードを選択してから画面右上に表示されているメニューボタンをタップして「ストレージの設定」からフォーマットを行うことができますよ。ちなみに、フォーマットはパソコンで行っても問題ありません。
SDカード・SDカードスロットに問題がある場合
microSDカードが汚れていたりすると認識できないため、microSDカードの状態はしっかりチェックしておきましょう。またデータの書き込みを大量に行ったものである場合、寿命が来てしまっていて認識できなくなっていることもあります。この場合は新しいmicroSDを用意しましょう。注意点ですが、Androidスマホが対応していないmicroSDは使用できないところにも気をつけましょう。
microSDカードは問題ないのに認識しないという場合は、SDカードスロットに問題がある可能性があります。SDカードスロットがsimと共通のタイプでスロットが2つある場合には、片方のスロットにmicroSDカードを置いてみて認識するかどうか確かめてみましょう。もし認識する場合はもう片方のスロットが故障しているなどのトラブルが考えられるので、修理に出すことを推奨します。
システムアップデートを行う
Androidスマホのバージョンが古い場合でも、システムアップデートを行うことでOSのバージョンが上がってSDカードの内部ストレージ化が行えるようになる可能性があります。まずはシステムアップデートを行ってみましょう。
システムアップデート中にバッテリーがなくなってしまうと最悪の場合Androidスマホが動作しなくなってしまう(いわゆる文鎮化)ので、かならずバッテリー残量は十分の状態で行ってください。アップデートが完了してAndroidOSのバージョンが6.0以上になれば、SDカードを内部ストレージ化することができるようになります。もしAndroidOSがすでに6.0以上であっても、何かしらの不具合が起きて内部ストレージ化できなくなってしまうケースもあるのでシステムアップデートは行っておきましょう。
Android SDKツールを導入する必要がある場合
近年のAndroidスマホではスマホから直接microSDカードを内部ストレージ化することができるものもありますが、スマホから操作できない場合はパソコンにAndroid SDKツールを導入してADB(Android Debug Bridge)コマンドからmicroSDカードを内部ストレージ化する必要があります。もしスマホだけで内部ストレージ化ができない場合は、パソコンから下記リンク先のWebサイトにアクセスしてAndroid SDKツールをダウンロード・インストールしましょう。
Android SDKツールを使用してmicroSDカードを内部ストレージ化する方法は下記リンク先の記事にてご紹介していますので、併せてご覧ください。