Zoomのブレイクアウトルームとは?
Web会議ツール・Zoomには、個別ルームの「ブレイクアウトルーム」という機能が搭載されています。ブレイクアウトルームとは、ミーティングを複数のグループに分けることのできる機能です。Web会議中に各部署ごとにルームを分けたいという場合に、このブレイクアウトルームを活用することで話が混線しないため非常に便利ですよ。この記事では、Zoomの個別ルーム「ブレイクアウトルーム」の使い方をご紹介していきます。
Zoomのブレイクアウトルームの使い方
無料でも使用可能だが制限時間がある
ブレイクアウトルームは無料版のZoomでも使用可能ですが、無料版の場合は3人以上のグループの通話時間が40分という制限が設けられています。また100人以上のブレイクアウトルームを運用する場合のミーティングアドオンも有料版でないと提供されていません。ビジネス用途で使用したい場合は、有料ライセンスを取得することをおすすめします。
設定でブレイクアウトルームを使用できるようにする
Zoomのブレイクアウトルームはデフォルトで使用可能になっておらず、ブレイクアウトルームを作成するためには事前にZoomの設定を変更しておく必要があります。設定の変更のやり方ですが、アプリ上ではなくWebサイト上で行う必要があるので下記リンク先のZoom公式サイトにアクセスしてサインインを行いましょう。
サインインが完了したら、左側メニューの「設定」をクリックしましょう。
設定画面が表示されます。「ミーティング」タブの設定項目一覧を下方向にスクロールしていくと「ブレイクアウトルーム」項目があるので、ボタンをクリックしてオンにしましょう。これでブレイクアウトルーム機能が使用可能になります。あとは「スケジューリング時にホストが参加者をブレイクアウトルームに割り当てることを許可する」のチェックボックスをオンにしてから「保存」をクリックして設定を完了しましょう。事前にミーティングを作成してブレイクアウトルームのグループ分けを行う方法
事前にミーティングを作成してブレイクアウトルームのグループ分けを行いたい場合は、アプリではなくWebサイトからミーティングを作成します。サインインを行ってマイページにアクセスしたら、画面上部の「ミーティングをスケジュールする」をクリックしましょう。
ミーティングの作成画面が表示されるので、ミーティングの開始時刻などの設定を行ったらオプションの「表示」をクリックして「ブレークアウトルーム事前割り当て」のチェックボックスを有効にします。続いて「ルームを作成」をクリックしましょう。
「ブレイクアウトルーム割り当て」画面が表示されるので、「Rooms」の右側にある「+」ボタンをクリックして必要な数のルームを作成します。続いてルーム名をクリックしたら右ペインに参加者の入力欄が表示されるので、参加者のメールドレスを入力してEnterキーを押して参加者を追加しましょう。参加者の振り分けが完了したら、「保存」をクリックしてブレイクアウトルーム割り当て画面を閉じます。あとはミーティングのスケジュールを保存すれば設定完了です。ミーティングの開始後にブレイクアウトルームを作成する方法
ミーティングの開始してからブレイクアウトルームを作成することもできます。ブレイクアウトルームの作り方ですが、ミーティングウィンドウ下部メニューの「ブレイクアウトルーム」をクリックしましょう。
「(部屋数)のブレイクアウトルームを作成」ウィンドウが表示されるので、部屋数の入力欄にルーム数を入力します。続いて振り分け方法を、自動でメンバーをルームに割り当てる「自動で割り当てる」・自分でメンバーをルームに割り当てる「手動で割り当てる」・参加者が自分でルームを選択する「参加者によるルーム選択を許可」から選択して「作成」をクリックしましょう。
「手動で割り当てる」を選択した場合はこのようにブレイクアウトルームの割り当て画面が表示されるので、各ルームの右側に表示されている「割り当て」をクリックして割り当てるメンバーをクリックして選択しましょう。各ルームへのメンバーの割り当てが完了したら、「すべてのセッションを開始する」をクリックすることでブレイクルームが運用できますよ。招待されたユーザーのブレイクアウトルームへの入り方は簡単で、招待を受けるだけでOKです。これでブレイクアウトルームに入ることができます。ブレイクアウトルームを終了する場合は「すべてのブレイクアウトルームを停止」をクリックしてブレイクアウトルームを終了しましょう。