拡張子「.tar.xz」のファイルとは？
パソコンでファイルを取り扱っていて、拡張子が「.tar.xz」となっているファイルの解凍方法が分からなくて困ってしまったことはありませんか？拡張子「.tar.xz」のファイルとは、LinuxなどのUNIX系OSにて使用されるファイル圧縮形式（またはコマンド…xzコマンド）です。
ファイルを圧縮符号化することによって、通常のファイルサイズよりも小さい容量でファイルを保存することが可能です。データは「可逆圧縮」により圧縮されるので、解凍時には完全にデータをグク元することが可能です。UNIX系OSで使用されているgzip形式やbzip2形式の圧縮方法と比べて高い圧縮率で符号化することが可能なほか、圧縮ファイルを解凍する際の処理も高速であることが特徴です。LZ77圧縮アルゴリズムにレンジコーダーという符号化処理を組み合わせた「LZMA圧縮アルゴリズム」・複数のLZMA圧縮データと非圧縮データを組み合わせることのできるLZMA2データ形式が採用されています。
なぜファイルの形式に「tar」が混じっているのか気になる方もいらっしゃるかと思います。xzファイル形式ではファイル単体のみを圧縮することが可能で、複数のファイル・ディレクトリをまとめて格納するアーカイブにはできません。そこで、UNIX系OSのアーカイブ形式である「tar」を併せて利用しているのです。ですので、tarコマンドとxzコマンドを使用してファイルの圧縮を行うことで拡張子「.tar.xz」のファイルが作成されるわけです。
拡張子「.tar.xz」のファイルをWindowsで解凍する方法
それでは、拡張子「.tar.xz」のファイルをWindowsで解凍する方法を説明します。拡張子「.tar.xz」のファイルをWindowsで解凍するには、対応したアーカイバを導入する必要があります。
下記リンク先にてご紹介しているアーカイバの「7-Zip」であれば拡張子「.tar.xz」のファイルに対応しているので、下記リンクを参考にしてインストールしてみてくださいね。
7-Zipを導入したら、拡張子「.tar.xz」のファイルを右クリックしてメニューから「ここに展開」をクリックしましょう。すると拡張子「.tar」のファイルが作成されるので、作成された拡張子「.tar」のファイルに対して再度展開操作を行うことで解凍することができますよ。