MacのWindowsでいうタスクマネージャー機能
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WindowsからMacに乗り換えたユーザーにとって、「タスクマネージャーはどこにあるの?」という疑問があると思います。
Macの場合の「タスクマネージャー」はどこにあって、どうやって起動するのかをご紹介します。
Windowsのタスクマネージャー(task manager)とは、OSが現在どのようにCPUやメモリ、ディスクなどのハードウェアやネットワークを使用して、作業を実行しているかを確認・管理するツールのことです。
Windowsではアプリケーションが応答しなくなった時などに強制的に終了することができます。パソコンが正常に動かなくなったときのWindows OSの再起動の回避策として有効となります。
Macでは「アクティビティモニタ」というユーティリティツールが搭載されています。
こちらがWindowsでいうところのタスクマネージャーとなります。
こちらのツールの使い方を本日はご紹介していきます。
MacのWindowsでいうタスクマネージャー機能の起動方法
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Windowsでいう「タスクマネージャー」ツールである、Macの「アクティビティモニタ」ですが、どうやって起動して、どのような項目を確認できるのかを解説していきます。
まずはアクティビティモニタの起動方法から説明していきます。
アクティビティモニタを開くには以下の3つの方法があります。
- Finderから起動する
- DockにあるLaunchpadから起動する
- Spotlightから呼び出して起動する
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1.Finderからの起動方法はFinderを開け、「アプリケーション」>「ユーティリティ」>アクティビティモニタで起動させることができます。
Finderからユーティリティフォルダを開くショートカットキーは「command+shift+U」を同時に押すとユーティリティフォルダを開くことができます。
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2.DockにあるLaunchpadからの呼び出し方法は、Launchpadを起動させ、その他のフォルダの中に入っています。
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3.メニューバーの右側にある虫めがねアイコンでSpotlightを起動させアクティビティモニタと入力するとアクティビティモニタを呼び出すことができます。
選択している状態でreturnキーを押すとアクティビティモニタが起動します。
Spotlightを起動させるショートカットは〜Yosemiteまではctrl+スペースキー、El Capitan以降はcommand+スペースキーとなっています。
MacのWindowsでいうタスクマネージャーの使い方
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CPUパネルでは各プロセスがCSPをどれくらい使用しているかの状況が表示されます。
特定のプロセスの詳細を確認するときは、そのプロセスをダブルクリックします。

メモリパネルではメモリの使用状況が表示されます。
下部のメモリプレッシャーのグラフは、メモリの利用可能状況を表示します。
緑は可能、黄色は負荷がかかっている状態、赤はメモリが不足して起動ドライブをメモリの代わりに使用している状態となっています。
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エネルギーパネルでは、システム全体のエネルギ使用状況と各アプリケーションが使用しているエネルギーを表示しています。
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ディスクパネルでは、各プロセスがディスクにアクセスして読み書きをした容量が表示されます。
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ネットワークパネルでは、どのプロセスが容量の大きいデータを送受信しているのかがわかります。
キャッシュパネルは通常表示されておりませんが、システム環境設定の「共有」パネルで「コンテンツキャッシュ」を有効にしている場合に表示されます。
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キャッシュパネルでは、ローカルネットワークに接続されたMac、iOS、Apple TVのデバイスがMacに保存するソフトウェアアップデート、アプリケーション、iCloudのコンテンツをアップロード、ダウンロード、またはドロップしたデータ量が表示されます。

アプリケーションやプロセスの終了方法は、終了させたいアプリケーションまたはプロセスを選択して左上の赤色の四角で囲っている×印のアイコンをクリックして終了させます。
上記のパネルを参照し、消費電力やパフォーマンス、バッテリーへの影響、Macの動作温度など総合的に判断してアプリケーションやプロセスを終了させるようにしましょう。
MacのWindowsでいうタスクマネージャーのアプリケーションの強制終了の方法
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アクティビティモニタ以外で、アプリケーションを強制終了させる方法としてはcommand+option+escでアプリケーションの強制終了ウインドウを開いて終了させたいアプリを選択して強制終了ボタンを押します。
上記アプリケーションの強制終了については、MacのOSやアプリケーション、プログラム、プロセスの強制終了方法をまとめた「MacのOS/プロセス/アプリケーション/コマンドの強制終了方法まとめ!」の記事に詳細が書かれておりますので、ぜひ参照してください。
まとめ
今回は、MacのWindowsでいうタスクマネージャー機能はどこにあるのか?ということでアクティビティモニタとアクティビティモニタを呼び出すためのショートカットをご紹介しました。
アプリケーションをむやみに強制終了させるのではなく、応答なしの状態になっていてもしばらく様子を見てから強制終了するようにしないとデータが保存されていなかったり、アプリケーションの不具合を起こす可能性もあります。
また、プロセスを強制終了させるのでもシステムやアプリケーションに思わぬ影響が出ることもありますので、慎重に行うように心がけましょう。