Excelが「応答なし」になり固まった
Excelの操作をしている時に、突然画面が固まった状態になり、色が薄くなって何も操作をすることができなくなることがあります。
復旧を待つとしても、「応答なし」の画面が出て固まった状態ですと、仕事が進みませんし、今までのデータは消えてしまうのだろうかと心配になりますよね。
さらに、フリーズした状態は作業中だったデータが保存された状態で回復するのでしょうか。
エクセルで困るフリーズに対処し、原因も確認しておきましょう。
応答して待ってもだめな場合は、Excelの強制終了
Excelを保存する時にフリーズした場合、まずはそのまま放置して待つことにしましょう。
自動で保存されるのが約10分間隔ですので、その時間放置するとファイルは保存される可能性があります。ですから、急いでファイルを閉じるなら、ファイルは保存されないかもしれません。
10分ほど経ってもそのままなら、データは保存されない可能性がありますが、タスクマネージャーで強制終了したほうが良いかもしれません。
Excelが「応答なし」になりフリーズする原因
エクセルが固まって画面が止まる時、原因は幾つかあります。エクセルファイルのデータが大きくなっていること、エクセルのバージョン、設定、ウイルス対策ソフト、パソコンのスペックが原因として挙げられます。
エクセルのファイルが復旧して回復するために対策としてできることがあります。
エクセルファイルのデータが大きい
エクセルのファイルのデータの大きさは基準では500KBで、それ以上大きくなると動作が重くなったり、画面が固まってフリーズしてしまう原因となります。
Excelファイルのサイズを確認してみましょう。
エクセルのバージョンや不具合
フリーズする反応は、エクセルのバージョンが古いことが原因の場合があります。バージョンが合わないと、Excelシートが固まってしまう原因になります。
プログラムの不具合も、フリーズの原因となります。
ウイルス対策ソフト
ウイルス対策ソフトがExcelを使用するうえで、競合してしまうことがあります。ソフトが最新かどうか、重くないかが問題となります。
パソコンのスペック
パソコンのスペックが不足していると、Excelファイルが重かったり、他のソフトを使用しているため、パソコンが重くなって頻繁にExcelがフリーズするようになります。
Excelが「応答なし」になりフリーズする場合の対処法
ファイルの大きさを調整する
Excelファイルのファイルサイズが大きい場合は、ファイル、シートの数を少なめに調整すると良いかもしれません。新しいシートへデータを移行したり、削除できるデータは空白とともに消すことで対処できます。
そのようにファイルのサイズを小さく変更することが1つの対処方法です。
Excelのバージョンと不具合
Excelのバージョンを確認し、古いようなら更新することをお勧めします。
プログラムの不具合が原因の場合は、エクセルを修復できます。
クイック修復、それでも改善しないならオンライン修復をしてみましょう。
Excel2010では、コントロールパネルからプログラムのアンインストール、「Microsoft Office 2010」の「変更」をクリックします。
ユーザー アカウント制御が表示されたら、続行をクリックすると、こちらの表示になります。あとは、修復を選んで続行にしましょう。
ウイルス対策ソフト
ウイルス対策ソフトが最新かどうかを確認し、更新することができます。
そちらのソフトが原因かどうかは、ウイルス対策ソフトを一時的に停止してみてから、Excelが使用できるかどうかで確かめられます。使用できるなら、ウイルス対策ソフトがExcelに作用していたことになります。
ウイルス対策ソフトを軽くする、あるいは軽いソフトに変更することで改善します。ソフトの変更時には、ウイルス対策などに気をつけてくださいね。
パソコンのスペックの場合
パソコンのスペックは2GB以上が推奨されていますが、使用していると他のソフトも使用するので、4GB以上あると安心です。
スペックが不足している場合は、パソコンを軽くしたり、買い替えたりする必要もあるかもしれません。
メモリの確認方法
Excelが「応答なし」で固まっても、強制終了と保存は対処できる!
Excelを使用中、特に保存する時、「応答なし」と表示され固まっても、ご紹介した方法で対処できます。
強制終了しても、時間を置いてから行なうなら安心です。Excel画面は回復し、データも復元されます。
フリーズの原因と対処法を試してみることで、Excelを安心快適に使用していきたいですね。