Excelでリンクが見つからない場合の対処法を紹介!

Excelでリンクが見つからない場合の対処法を紹介!

Microsoft Excelで、リンクが見つからない状態になってしまい困ってしまったことはありませんか?リンク先が見つからない場合は、特定の操作を行いましょう。この記事では、Excelでリンクが見つからない場合の対処法をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. Excelでリンク先が見つからない問題
  2. Excelでリンク先が見つからない場合の対処法

Excelでリンク先が見つからない問題

Microsoft Excelでファイルを開いた時に、「このブックには、安全ではない可能性のある外部ソースへのリンクが1つ以上含まれています。」・「ブック内の一部のリンクはすぐに更新できません。」といったエラーメッセージが表示されてしまったことはありませんか?

これらのメッセージが表示された時に、該当するリンク先を探しているのに見つからないというケースもあるかと思います。この記事では、Excelでリンクが見つからない場合の対処法をご紹介していきます。

Excelでリンク先が見つからない場合の対処法

リンク先の文字を検索する

Excelでリンク先が外部ファイルに設定されている場合は、そのリンク先のファイルパスに含まれている文字を検索してみましょう。例えば、「!」や「\」などはリンクに含まれていることがほとんどなので、これらの文字を検索に使用することでリンク先を探すことができます。

シート名を右クリックしてメニューを開き、「再表示」をクリック
非表示のシートは検索できないので、まずはシート名を右クリックしてメニューを開き、「再表示」をクリックします。「再表示」ダイアログボックスに表示されている非表示のシートをすべて「OK」から表示させるようにしましょう。
「オプション」ボタンをクリック
続いて「Ctrlキー+Fキー」の同時押しで「検索と置換」のダイアログボックスを表示させます。「検索」タブの画面右下にある「オプション」ボタンをクリックしましょう。
「検索場所」のプルダウンメニューから「ブック」を・「検索対象」のプルダウンメニューから「数式」を選択します。この状態で「検索する文字列」入力欄に「\」や「!」を入力して「すべて検索」をクリック
オプションが表示されるので、「検索場所」のプルダウンメニューから「ブック」を・「検索対象」のプルダウンメニューから「数式」を選択します。この状態で「検索する文字列」入力欄に「\」や「!」を入力して「すべて検索」をクリックしましょう。
検索結果が表示された
検索結果が表示されました。この例ではSheet4のI10セルにリンクが設定されていたため、検索することができました。

名前の管理から探す

「数式」タブ→「名前の管理」をクリック
名前の定義が行われているデータをコピーしたことがきっかけで、リンク先が見つからない名前の定義が残ってしまってエラーが発生しているパターンも少なくありません。この場合は、「数式」タブをクリックしてリボンメニューの「定義された名前」項目の「名前の管理」から確認・修正を行いましょう。

ちなみに、名前の定義も何故か非表示にすることができてしまいます。この場合は、マクロを使用して非表示の名前を再表示させることで対処を行いましょう。

「挿入」メニューから「標準モジュール」をクリック
「Altキー+F11キー」の同時押しで「Microsoft Visual Basic for Applications」が起動するので、ウィンドウ上部の「挿入」メニューから「標準モジュール」をクリックしましょう。
Moduleのコードエディタへ下記のコードを記述し、再生ボタンをクリック
Moduleのコードエディタが表示されるので、下記のコードを記述してから再生ボタンをクリックしてコードを実行しましょう。メッセージは自由に入力して問題ありません。
Public Sub VisibleNames()
    Dim name As Object
    For Each name In Names
        If name.Visible = False Then
            name.Visible = True
        End If
    Next
    MsgBox "名前の定義を表示しました。", vbOKOnly
End Sub
「OK」をクリック
処理が完了すると「名前の定義を表示しました。」とダイアログボックスが表示されるので、「OK」をクリックします。これで非表示になっていた名前の定義が表示されるので、再度確認と修正を行いましょう。

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