Windows10でエクセルが開かない
今回の記事では、エクセルが開かない場合の対処法を主に4つ取り上げます。Excelファイルが開かない方はぜひ、今回ご紹介する対処法を1つずつ確認してみることをお勧めします。
この中の1つ、あるいはいくつかに、エクセルが起動しない、また保存もできない状態が当てはまるなら、それぞれの方法を試してみてくださいね。
Windows10でエクセルが開かない場合の対処法
Windows10でExcelファイルのアイコンが空白などに変更されてしまっていて、エクセル自体が開かないといいうことが数多く起きています。
原因は、Windows10とExcel2010のプログラムでの相関性にあります。
OfficeとExcelのバージョンが関連しているかどうかという点ですが、2019年1月に、新しい元号に対応するためExcel2010はアップデートしたのですが、Windows10では使用できない方も多く、せっかくできたアップデートもアンインストールしなければならない例が出ています。
でも、それではWindows10にしたのに仕事が進まない、といったデメリットが大きいですよね。
さっそく、対策をしていきましょう。
Excelソフトのデータが破損している場合は修復する
プログラムを関連付ける
Windows10とExcel2010のプログラムを関連付けるなら、エクセルのアイコンが白くなっていても、また開けるように設定できます。
その後、このアプリを今後も使うでOKにします。
これで、Windows10とExcel2010が関連付けられます。
Excelソフトの破損を修復する
Excelを開けない、あるいは開いてもエラーになってしまう原因として、Excelのソフトが破損している場合があります。
それが原因なら修復することで、改善されます。
アプリと機能から
では、エクセルファイルをアプリと機能で探してみましょう。Windowsを右クリックし、「アプリと機能」を選択します。
こちらがアプリと機能の画面です。
Office2010をダブルクリックすると、このように「変更」か「アンインストール」が表示されます。
「変更」または「再インストール/修復」を押して改善させることができます。
コントロールパネルから
スタートメニューをクリックし、コントロールパネルを表示させます。
次に、「プログラムと機能」を選択し、「Microsoft Office」を右クリックします。
そして、「変更」にして、ダイアログボックスが表示されたら「修復」を押します。
こちらの操作で、エクセルソフトの破損を修復でき、Excelを開くことができるようになります。
Excelの保護ビューの設定を変更
Excelが開けても、通常通り動作ができなくなることがある場合、セキュリティが原因になっている場合もあります。
その保護ビューを設定し直すことで、改善できることがあります。
セキュリティの関係で、エクセルが開けていないか確認してみましょう。
最初に、Excelを開けるか確認して、できたらファイルをクリックします。
次に、オプションを選んで、「セキュリティセンター」をクリックします。
そして、「セキュリティセンターの設定」をクリックし、「保護ビュー」を選びます。
最後に、「…保護されたビューを有効にする」のチェックを3つとも外します。
これで、保護ビューを外したことになり、セキュリティの設定がファイルを開きづらくしているのを改善できます。
もし、✔が入っていたらそれを外しましょう。
ファイルの制限を解除する
エクセルファイルに制限がかかっていることもあり、そちらを解除する方法もあります。
ファイルが制限されているかどうか、確認してみましょう。
では、エクセルのファイルが制限されているかどうか、確認してみましょう。
こちらの図にあるように、エクセルファイルの名前の横にチェックボックスがあります。
そちらに、✔マークが入っていると、上の表示にあるように、ファイルがブロックされるか保護ビューで開かれることになっています。
ファイルを選択し、「オプション」→「セキュリティセンター」→「セキュリティセンターの設定」へと進みます。
「ファイル制限機能の設定」を選ぶとファイルが並んで表示されます。
その中にあるExcelファイルが、右の「開く」のチェックボックスに✔が入っていないでしょうか。
もし、チェックが入っているなら、それを外すことでファイルが開くのが制限されている状態を解除させることができます。
他からのブロック状態を解除する
他のパソコン等から送信されたExcelファイルをブロックしている状態にはなっていないでしょうか。
それには、エクスプローラーを起動させて確認する必要があります。
1つの方法では、スタートボタンをクリックし、「エクスプローラー」または「ドキュメント」を選びます。
別の方法では、タスクバーにある「エクスプローラー」をクリックします。
どちらも同じように、エクスプローラーが表示されます。
こちらがエクスプローラーが表示された画面です。
ここからさらに操作していきます。
Excelの使用したいファイルをクリックして選択してから、エクスプローラーの上にある「プロパティ」をクリックします。
あるいは、ファイルを右クリックして「プロパティ」を選んで同じ操作をします。
そのファイルの表示を見て、「受信アクセスが拒否されました」または、「このファイルは他のコンピューターから取得したものです。このコンピューターを保護するため、このファイルへのアクセスはブロックされる可能性があります」と表示されていたなら、「ブロックの解除」→「適用」→「OK」を選択します。
これで、ブロックは解除できます。
データ接続のセキュリティ設定も
同じく、エクセルデータが送信されてくるのをブロックしている状態を解除します。
ファイルから「オプション」→「セキュリティ」→「セキュリティセンターの設定」に進みます。
次に、「外部コンテンツ」→「すべてのブックリンクの自動更新を有効にする」にします。
もしも、エラーになったら「リンクの編集」から解除しましょう。
保存の時にアクセス権を設定する
ファイルを保存する時、「このフォルダにアクセスする許可がありません」というエラーになってしまうこともあります。
Windowsをアップグレートすると、起きてしまいますが、保存して次回ファイルを開くためには、アクセス権を設定することが必要です。
エラーのダイアログボックスで「続行」をクリックします。
あるいは、「プロパティ」→「セキュリティ」→「詳細設定」へ進み、ブロックされているファイルをアクセス許可にするために「変更」または「続行」をクリックしましょう。
これで、アクセス権の設定ができ、Excelファイルが保存、開かれます。またこの方法はパワーポイント、ワードも同様に行なえます。
Windows10でExcelを開けるようになる
Windows10でExcelを開けないというトラブルも、こちらでご紹介した方法で対処し、解決できます。
1つ、またはいくつか原因がある場合もありますが、それぞれの対処法でExcelを保存、また開いて、これからもWindows10でExcelでの仕事を進めていきましょう。
ぜひ、ご参考にされてくださいね。