Windows10の署名のないドライバをインストールしたい
この「サードパーティのINFにデジタル署名情報が含まれていません。」というのはどういう事なのかと言うと、ドライバに署名が入っていないという事です。
Windows8.1からセキュリティ対策として、デジタル署名情報が入っていないとドライバのインストールができなくなったのですが、弊害として使いたい周辺機器やソフトにデジタル署名が入っていないとインストールができなくなってしまったわけです。
ではデジタル署名情報の入っていないドライバは絶対インストールできない…ということはなく、Windows10のテストモードを使うことでインストールが可能になります。
そこで今回は、Windows10のテストモードを使ってデジタル署名情報のないドライバをインストールする方法を紹介します。
Windows10のテストモードとは?
Windows10のテストモードとは、開発者向けの文字通り「テスト」用のモードです。
デジタル署名情報がないドライバをインストールできるようになるため、開発しているドライバの動作確認を行うことができるようになります。
テストモードの弊害・デメリットは?
テストモードの弊害・デメリットとしても「デジタル署名情報のないドライバをインストールできてしまう」ことが挙げられます。
また、テストモードでは正常に動かないアプリケーションなどもあります。この仕様のため、テストモード中はWindows10のセキュリティ対策力が低下している状態となってしまうため注意しましょう。
Windows10のテストモードで署名のないドライバをインストールする方法
BIOSからセキュアブートを解除する
Windows10のテストモードを起動するには、BIOSの「セキュアブート」を解除する必要があります。セキュアブートを解除しないと、署名のないドライバのインストールできない状態を解除できないので必ず行う必要があります。
パソコンを再起動して、メーカーロゴが出ている間にキーボードの「F2」や「Del」キーを連打することでBIOS画面に移行します。
BIOS画面に移行するためのキーはメーカーごとに決められているので、F2やDelキーで移行できない場合は自分のPCの型番で検索してみましょう。
コマンドプロンプトでコマンドを入力する
再起動する
スタートメニューの電源メニューを開いたら、「Shift」キーを押しながら「再起動」をクリックしましょう。起動オプション画面が表示されます。
Windows SmartScreenを無効にする
Windows10のテストモードの解除方法
署名情報のないドライバのインストールが完了したら、テストモードのままだとセキュリティ面で危険なのでテストモードを解除しておきましょう。
Windows10のテストモード
- 「bcdedit /set TESTSIGNING ON」でテストモード起動
- 「bcdedit /set TESTSIGNING OFF」でテストモード解除