デフラグとは?
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デフラグとはコンピュータのファイルを書き込んだり、削除したりを繰り返していると、ファイルがあちこちに点在した状態となります。データは順序よく並べて書き込まれているのではなく状況によっては飛び飛びの領域に書き込まれます。
この断片化したデータを整理し、ファイルや空き領域を配置し直すことをデフラグと呼んでいます。
デフラグを実施することで、データが再配置された結果としてファイルへのアクセス速度が向上するというメリットがあります。
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SSDの場合はHDDと構造が異なるため、断片化は速度低下の原因になりません。
その代わりに「最適化」を行うことで削除したデータをTrim機能によってSSD上から削除ができます。
そうすることで次にデータを書き込むことが高速になります。
Trim機能とはOSがSSDに削除したデータをSSDに不要なファイルであるという情報を伝達することで消去を行うことです。
この情報を伝達することでSSD側でゴミ箱で消去した不要ファイルであるとSSDが判断し、タイミングをみて消去が行われ、消去によって空いたブロックにデータの記録が行われるようになるというものです。
Macではデフラグは不要?必要性は?
それでは、Macでも同じHDDやSSDを使用しているのだからデフラグが必要なのではないかと思われるでしょう。
Macでは自動デフラグ機能がバックグラウンドで常時起動しているため、デフラグは自動的に行わます。
OS側でファイルに書き込むときはディスク領域を最適化して、サイズの大きいファイルが断片化されないように実行しているため、デフラグに関しては意識する必要が無いということです。
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ただし、Macでも使用し続けますと処理速度が遅くなったと感じることがあると思います。
その場合の対処法を以下で解説していきます。
Macで処理速度の改善が見込める方法
上記でMacではデフラグが必要ではないと書きましたが、Macを使用し続けると処理速度が遅くなることがあります。
ディスクの修復を行うことで処理速度が改善することがあります。以下では3通りのディスクの修復方法と不要なファイルの削除方法を解説していきます。
「ディスクユーティリティ」を使ったMacのディスクの修復方法
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メニューバーのAppleロゴのAppleメニューから「再起動」を選択します。
Macが再起動したら(一部のコンピュータでは起動音がなったら)、「command」キーと「R」キーを同時に押したままにしてAppleロゴが表示されたらキーを放します。
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macOSユーティリティが起動します。
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「Disk Utility」を選択して「Continue」をクリックします。
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「Disk Utirity」が起動するので、起動ディスクを選択します。
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ツールバーにある「First Aid」をクリックします。
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確認ののウインドウが表示されますので「Run」をクリックします。
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起動ディスクの検証および修復が開始します。
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詳細画面で進行状況も確認できます。
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起動ディスクの検証と修復が終了したら「Done」のボタンをクリックします。
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メニューバーから「Disk Utirity」>「Quit Disk Utility」で「Disk Utirity」を終了します。
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メニューバーから「macOS Utilities」>「Quit macOS Utilities」で「macOS Utilities」を終了します。
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確認画面が表示されるので「Choose Startup Dis...」を選択します。
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起動ディスクを選択して「Restart...」をクリックします。
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再起動の確認画面が表示されるので「Restart」をクリックします。
こちらで起動ディスクの検証と修復は完了です。
セーフモード(セーフブート)を使ったMacディスクの修復とキャッシュの削除方法
セーフモード(セーフブート)で起動することによって起動ディスクの検証とディレクトリの修復、キャッシュファイルの削除を行うことができます。
ディレクトリの修復と不要なキャッシュの削除を行うことで不安定になったシステムを安定させることができます。
詳細はこちらの記事に詳細が書かれていますので参照しましょう。
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またMac内の不要ファイルについてはソフトを使って削除するやり方もおすすめです。ぜひ以下の記事も参考にしてみて下さい。
OnyXを使ったMacのディスクの修復方法
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最後に定番メンテナンスソフトでおすすめのフリーソフトの「OnyX」を使用したディスクの修復方法を解説します。
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ダウンロードした「dmg」ファイルをダブルクリックして開きます。
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使用許諾契約に「同意します」をクリックします。
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「OnyX.app」のアイコンを右側のアプリケーションフォルダへドラッグ&ドロップします。
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アプリケーションフォルダに入ったOnyXアプリをダブルクリックします。
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確認のウインドウが開くので、「開く」をクリックします。
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ログイン時のパスワードを入力します。
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OnyXが起動しました。
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2つ目のメンテナンスパネルをクリックし、「実行」ボタンをクリックします。
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警告ウインドウが出ます。
全てのアプリケーションを閉じて「続ける」ボタンを押します。
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起動ディスクの検証とキャッシュの削除が実行されます。
実行中はMacを触らないようにしておきましょう。
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メンテナンス処理が完了すると終了のウインドウが表示されますので「OK」ボタンをクリックします。
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メンテナンス後は再起動しておきましょう。
まとめ
今回は「Macでデフラグは不要?デフラグの必要性とおすすめのやり方」について紹介しました。
MacではデフラグはOS側で自動で実行されますが、長い期間使用し続けますと、処理速度が落ちてきますので、ディスクの修復を実行する必要があります。
ディスクの修復を実施することで処理速度が向上し、快適な操作が行えますので、定期的にメンテナンスを行うように心がけましょう。
また今回の記事ではMacのデフラグについてでしたが、Windows10でのデフラグについてもまとめていますので、興味ある方は下記の記事を参考にしてみて下さい。