「XnView」は無料で使える写真管理ソフト!
XnViewとは、500種類以上の形式に対応した画像ビューワーです。
PNGやJPGなどの一般的な画像形式だけでなく、PDFやPSD(Photoshop)などにも対応しているので、ビューワーとして非常に優秀です。そのため、Windows10標準のフォトビューアでは表示できないマイナーな形式の画像もXnViewなら表示できるでしょう。
画像ビューワーとしての機能だけでなく、変換機能や編集機能も搭載されており、簡単な加工(トリミングや反転・色合い調整など)であれば他の編集ソフトに頼ることなくXnViewだけで完結させることが可能です。
Zipファイルの中にある画像表示にも対応しており、画像ビューアの中では評判も高いです。
XnViewをインストールする方法
まずはXnViewをダウンロードしましょう。公式サイトからもダウンロード可能ですが、ダウンロードリンクが非常にわかりにくいため窓の杜からのダウンロードをお勧めします。
インストーラーをダウンロードしたら起動します。
プラグインを導入すればトリミングなどの加工機能が追加されたりデフォルトでは対応していない形式の画像を読み込むこともできるようになります。はじめからあったほうがいいプラグインは自動的に選択されていますので、よくわからないままチェックを外さないように注意しましょう。
最後にインストール直前の確認画面が表示されます。[Install]を押してインストールを実行しましょう。
XnViewの初回セットアップ
Windows10の言語設定が日本語であれば自動的に日本語化されていますが、日本語になっていない場合は右上の項目から[Japanese...]を選択してください。選択すると日本語化されます。
それ以外の項目を編集する必要はないので、[OK]を押してセットアップを完了しましょう。
XnViewの使い方
ここからはXnViewの使い方を紹介していきます。
画像を表示する
こちらのフォルダツリーから、表示したい画像があるフォルダを開きます。
表示されるサイズはXnViewのウィンドウサイズに依存するためフルサイズで表示されるとは限りません。
フルサイズで表示したい場合は画像をダブルクリックします。
ちなみに画像をクリックして選択した状態でエンターキーを押してもフルサイズで表示することが可能です。画像表示に関するショートカットは、エンターキーでフルサイズ表示、F11キーで全画面表示できることを覚えておけば大丈夫です。
画像をカテゴリーごとに分ける
パソコンで画像や写真を管理する場合ほとんどの方はフォルダで分けているでしょう。
ですが、フォルダで分けると一枚の画像に「夏の思い出・旅行全部」といった2つ以上のカテゴリーで分けたい場合、同じ画像をコピーしなければなりません。
分ける際にやや面倒ですし、その画像を加工する場合は両方とも同じ加工をするか加工するたびにコピーしなければなりません。
そういう時はXnViewのカテゴリー分け機能を使いましょう。
カテゴリー分けのやり方は簡単で、カテゴリー名の箇所に画像をドラッグ&ドロップするだけです。
試しにドラッグアンドドロップしてカテゴリー属性を与え、そのカテゴリをクリックして開いてみましょう。
フォルダ分けと違ってカテゴリーは複数登録することができるので、上記サンプルだと「写真・アイコン」というように2つ以上設定することが可能です。
フォルダわけでは難しいくらい画像が大量にある場合は活用するといいでしょう。
壁紙に設定する
XnViewから直接壁紙を設定することが可能です。
画像に歪みをあまり発生させたくない場合は[デスクトップに合わせる(比率を保つ)]を選択するようにしてください。
わざわざエクスプローラーを開く必要がないので、XnViewを多用するようになった後だととても便利です。
編集機能
ここからは編集機能を簡単に紹介していきます。
フルサイズ表示の方法は画像を表示する方法で紹介していますのでそちらを参考にしておいてください。
トリミング
画面内で何か変化があるわけではありませんが、クリックした後にトリミングしたい範囲をドラッグしてください。
この状態でもういちどトリミングアイコンをクリックしてみてください。画像がトリミングされて小さくなります。この状態ではまだ保存されていません。
保存する場合はCtrlキーを押しながらSキーを押します。
回転
回転した後保存したい場合はCtrlキーを押しながらSキーを押して保存してください。保存するのを忘れると回転していない元の画像のままになります。