Windows10で有線LANなのにインターネットが遅い問題
Windows10のパソコンで、有線LANなのにインターネット接続が遅いという問題に遭遇したことはありませんか?インターネット接続を無線LANで行った場合、通信品質が安定しないため有線LANで接続したほうが安定するはずですね。
しかし、有線LANにしてもインターネット接続速度が遅いという場合は何かしらの問題が発生していると考えられます。この記事では、Windows10で有線LANなのにインターネットが遅い場合の原因と対処法をご紹介していきます。
Windows10で有線LANなのにインターネットが遅い場合の原因と対処法
モデム・ONU・ルーターを再起動してみる
モデム・ONU・ルーターを長時間稼働していることが原因でインターネットの速度が低下している場合は、各機器を再起動してみましょう。コンセントを外して約1分半ほど待ってから再度接続することで、再起動が行われますよ。
LANケーブルを確認してみる
LANケーブルをよく踏んづけていたり、直射日光が当たる場所に這わせている場合は劣化が早くなります。LANケーブルが劣化している場合は、新しいLANケーブルを用意して交換しましょう。
また、LANケーブルには「カテゴリー」という規格があります。お使いのケーブルが劣化していなくても、カテゴリー次第では速度上限にひっかかってしまい満足な速度が出せないというケースもあります。カテゴリーが原因の場合は、LANケーブルを買い換えるだけでインターネット接続スピードを高速化させることができます。LANケーブルの規格については下記リンク先の記事にてご紹介していますので、ぜひご覧ください。
DNSサーバーを変更する
インターネット接続で使用しているDNSサーバーによっても、インターネット接続速度が変わります。DNSはデフォルトでは自動取得になっているのですが、これを手動で変更することで速度改善が見込めますよ。DNSサーバーや設定方法については下記リンク先の記事にて説明していますので、併せてご覧ください。
IPv6に切り替える
インターネット接続時に用いられるIPアドレスには、IPv4とIPv6の2種類が存在しています。現在はIPv4からIPv6への移行が行われており、プロバイダに連絡してIPv6への切り替えが行えるのであればIPv6に切り替えることでインターネット接続速度が改善されるケースは多く見られます。
逆に、スピードテストで測定した結果IPv6ではなくIPv4で通信したほうが速度が出ると判断された場合は、設定を変更してIPv4通信を優先してみましょう。
プロキシサーバーの利用を止める
プロキシサーバーを使用することで、匿名性を保ちながらインターネット接続を行うことができますよね。しかし、プロキシサーバーを利用するとそのプロキシサーバーを経由して通信を行うため、結果的にインターネット接続速度が遅くなります。インターネット接続速度を優先する場合は、プロキシサーバーの利用を止めましょう。
プロバイダーを変更する
自分の利用しているプロバイダが、お住いの地域で多くのユーザーが使用しているといった場合はゴールデンタイムに混雑して通信速度が低下してしまうことがあります。この場合は、プロバイダーを変更してみましょう。ただしプロバイダーを変更しても速度が良くなるか悪くなるか分からない、いわゆる「プロバイダガチャ」になるため下調べは必須となります。