Excelでフィルターがかからない場合の対処法を紹介!

Excelでフィルターがかからない場合の対処法を紹介!

Microsoft Excelで、シートの表に対してフィルターをかけようとしたら何故かかからない状態になってしまいデータを抽出できず困ってしまったことはありませんか?この記事では、Excelでフィルターがかからない場合の対処法をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. Excelでフィルターがかからない問題
  2. Excelでフィルターがかからない場合の対処法

Excelでフィルターがかからない問題

Excelで表を作成して、フィルターをかけようとしたら何故か正しく検索ができずデータが抽出できない・またはフィルターボタンがグレーアウトして動作しないといったケースに遭遇したことはありませんか?

フィルターが正常に動作しない場合は表に問題が・フィルターボタンがグレーアウトしている場合はフィルターボタンが動作しない条件になってしまっていることが原因です。この記事では、Excelでフィルターがかからない場合の対処法をご紹介していきます。

Excelでフィルターがかからない場合の対処法

表の中に空白のセルがある場合

空白のあるExcel表

Excelでフィルターをかけたい表の行や列に空白のセルがあると、フィルターが正常に動作しなくなってしまいます。フィルターのプルダウンボタン自体は追加できるのですが、実際にフィルターをかけようとすると空欄の前にあるデータまでしかフィルターがかからないため表全体にフィルターを適用することができません。もしフィルターをかけて検索したいのであれば、空白のセルを埋める必要があります。

画像の例であれば「No.」列の「5」の下の行がまるごと空欄になってしまっていますよね。ここでフィルターが区切られてしまうので、フィルターを表全体に適用するのであればこの空欄にデータを入力しましょう。データが入力されれば一つの表としてみなされるので、フィルターを表全体に適用することができるようになります。

結合されているセルがある場合

フィルターをかけたい表の中に結合されているセルが混じっていると、フィルターをかけることができません。この場合は、結合されているセルの結合を解除しましょう。

「セルを結合して中央揃え」ボタンをクリック
結合されているセルの結合を解除するには、対象のセルをクリックして選択してからウィンドウ上部の「ホーム」タブのリボンメニューの「配置」にある「セルを結合して中央揃え」ボタンをクリックしましょう。これで、セルの結合を解除することができます。

シートが保護されている場合

「校閲」タブ→「シート保護の解除」をクリック
シートが保護されている場合は、フィルターボタンがグレーアウトして押せなくなってしまいます。シートの保護を解除するには「校閲」タブをクリックしてリボンメニューを開き、「保護」項目の「シート保護の解除」をクリックしましょう。

これでシートの保護を解除することができ、フィルターボタンが使用可能になりますよ。

複数のシートを選択中の場合

シートを複数選択しない

複数のシートを選択していると、フィルターボタンがグレーアウトしてしまい(灰色になる)押せなくなってしまいます。フィルターは単一のシートで使用する機能なので、シートを複数選択した状態ではフィルター機能は動作しません。

複数のシートの選択を解除するには、解除したいシート名をCtrlキーを押しながらクリックしてシートの解除を行いましょう。これでシート単体になれば、フィルターボタンがクリックできるようになります。

異なる表記の日付が入力されている場合

入力形式が異なるものは揃える
表の中で日付を取り扱っている場合、日付の形式が異なるデータがある場合正しくフィルターが動作しません。画像の例では、「5月○日」で整理されている中に何故か「5/8/22」が混じっていますよね。この場合、正しくフィルターがかからないため対象の日付と他の日付の入力形式と同様に「5月8日」に直すことでフィルターが適用されるようになりますよ。

またフィルターをかける際の「抽出条件の指定:日付」で5月1日を指定する場合に「5/1」と入力してしまうと、こちらもフィルターがかからないため注意が必要です。あくまで表に入力されている日付の入力形式と同じ形式で入力しましょう。

日付にかかわらず、表内の文字列・数値に関しては入力形式を統一することを意識しておきましょう。


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