クアッドコアとは?デュアルコアとの違いやメリットをご紹介!

クアッドコアとは?デュアルコアとの違いやメリットをご紹介!

クアッドコアとはいったい何のことを指しているか知っていますか?クアッドコアという言葉を聞いたことがあっても、意味をあまり知らないということは多いでしょう。そこで今回は、クアッドコアとはどういう意味なのか、デュアルコアとの違いなども解説します。


目次[非表示]

  1. クアッドコアとは?
  2. クアッドコアのメリット
  3. クアッドコアのデメリット

クアッドコアとは?

クアッドコアとは(quad core)、4つのコアを持つCPUのことです。

CPUのコア数が1つのCPUをシングルコアCPU・2つのコアならデュアルコアCPUのように呼ばれます。

4つのコアを持つCPUのことを必ずしもクアッドコアと呼ぶわけではなく、4コア・4コアプロセッサーなどと呼ばれることもあります。

一般的に、CPUはコア数が多ければ多いほど性能が高くなるようになっており、シングルコアCPUやデュアルコアCPUよりも高性能なCPUとなっています。

クアッドコアよりもさらにハイスペックなオクタコアCPUは8コアCPUであり、オクタコアと性能比較するとクアッドコアの方は性能が低いです。

ただしCPUの性能は価格も比例するため、オクタコアCPUより安価であることもクアッドコアの特徴の一つといえます。

クアッドコアのメリット

最近のCPUは急激に高性能化が進んでいますが、その高性能を示す指標の一つになることもあるのが、並行処理能力です。

クアッドコアの CPU は並行処理に優れており、同時に多くの処理をこなすことができます。

例えば同時に2本の動画をエンコードした場合、シングルコアCPUだと20分かかる処理がクアッドコアCPUでは5~6分で終わらせることが可能です。

具体的な処理時間などはエンコード対象の動画やCPUそのものの性能にもよりますが、少なくとも同時に複数の処理を行うのはクアッドコアが得意です。

パソコンはバックグラウンドで様々な処理が行われているため、並行処理に強いCPUだとバックグラウンドで動作しているシステム・ソフトウェアの影響で他の処理が重くなってしまうことも少なくなるでしょう。

それゆえに現在は並行処理できるCPUの必要性はかなり高くなっています。

クアッドコアによる並行処理に対応しているソフトウェアであれば、さらにその性能を発揮することができ、シングル・デュアルコアのCPUと比較して数倍以上のパフォーマンスを引き出すことができるでしょう。

並行処理に対応していないソフトウェアだったとしても、異なるソフトウェアで複数処理を行ったときは自然と並行処理になるため、お互いのパフォーマンスが大きく低下することはありません。

常に複数のソフトウェアを起動していたり、負荷の高い処理が行われるソフトウェアを使用している方なら、クアッドコアの並行処理のメリットを存分に活かすことができるでしょう。

クアッドコアのデメリット

クアッドコアは性能面でかなり優秀ですが、性能が高いということは価格も高くなるということです。

クアッドコアより上位のCPUであるオクタコアよりかは安いですが、相対的に比較して安いというだけであり、クアッドコアそのものが安いというわけではありません。

並行処理に対応していないソフトウェアの場合も、クアッドコアの強みである並行処理を十分に活かすことができないでしょう。クアッドコアは並行処理が得意と入っても、一つ一つのコアの性能が低い場合は高いパフォーマンスを引き出すことができません。

そのため並行処理に対応していない古いソフトウェアなどだと、クアッドコアCPUだけどデュアルコアCPUを使った場合とパフォーマンスがほとんど変わらないということもあります。


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