Excelで自動計算されない問題
画像の例では、単価のセルを更新したのにも関わらず自動計算されないために合計値が間違ってしまっていることがお分かりいただけるでしょうか。このような状態になってしまうと他の計算も正常に行えなくなってしまうため、すぐに対処を行いましょう。この記事では、Excelで自動計算されない場合の対処法をご紹介していきます。
Excelで自動計算されない場合の対処法
計算方法が手動になっていることが原因の場合
自動計算がされない原因として、計算方法が「手動計算」になってしまっていることが挙げられます。手動計算はその名の通り自分で計算を行う場合に設定する計算方法ですが、手動計算はデフォルトの計算方法ではないので困惑する方も少なくないはずです。この場合は、計算方法を「自動計算」へと戻しましょう。
またセル内で「F9」キーを押すことでも再計算が行われ、セル内の計算結果の更新を行うことが可能です。
セルの書式設定が「文字列」になっていることが原因の場合
標準・数値に設定変更を行うことで、計算式や関数が動作するようになりますよ。
計算が間違っている場合
よくあるミスとしては、計算式や関数を打ち間違えているというケースが考えられます。関数を「関数の挿入」ボタンではなく手動入力した際に打ち間違えた場合は、当然ですが計算が正しく行われない・関数が動かないといった状態になってしまいます。他にも、エクセルのオートフィル機能(数式のコピー機能)を使用して数式のコピーを行った場合に、セル番地がずれてしまうケースも少なくありません。このずれが起きる原因としては、絶対参照「$」を使用していないために参照範囲がずれてしまっていることが考えられます。これらのミスを起こさないようにするには、関数を使用する際は「関数の挿入」ボタンから関数を入力する・オートフィルを使用してセル番地をコピーする場合は絶対参照にするといった方法で正しい計算を行うようにしましょう。