Twitterの非公開設定って何!?
Twitterで発言したツイートは、他にTwitterを使っているユーザーや、Twitterアカウントを持っていなくてもインターネットを利用している人であれば誰でも該当のツイートを見ることができます。
単純にTwitter内で検索したり他のユーザーがリツイートすることで目に付きやすくなるだけでなく、Googleなどの検索サイトでの検索でもツイートが検索結果に表示されることもあります。
Twitterを親しいユーザーや友人とやりとりするSNSとして利用しているユーザーも多いと思いますが、前述した通りTwitterのツイートはフォローの有無に関わらず、誰の目にも触れる可能性があります。
一時期、Twitterに公共の場でいたずらを行った写真付きのツイートを投稿するアカウントもちらほらいましたが、フォロー外のユーザーがそのツイートをリツイートし拡散し、その結果炎上・ニュースになるといった事件が何度もあったと思います。
このように、Twitterでのツイートは誰が見ているか分からないものですし、内容次第では多くの人の目に触れることでとんでもない事件になってしまうこともあります。
もちろん悪ふざけをして、それをツイートで投稿してしまうユーザーなんて一握りくらいでしょう。
ただ悪ふざけしないで正しくTwitterを使っているユーザーであっても、過去にこういった事例があるとツイートを投稿するたびに知らない人の目を気にしてしまうものです。
でも一々他人の目を気にして自由にツイートできないのも嫌ですよね。安心してください、Twitterには「非公開設定」というものが存在しています。
Twitterのアカウントを非公開設定にすることで、自分のフォロワー以外は自分のアカウントのツイートが非表示になるため見ることができなくなります。
もちろんTwitterで検索しても反映されることはありません。他のユーザーが自分のツイートをリツイートすることもできなくなるので、不特定多数のユーザーに向かって拡散される心配もありません。
自分のTwitterを非公開モードにすることで、親しいユーザーや友人との内輪話なども気兼ねなくツイートすることができるようになります。
悪ふざけでなくても世間の目を気にしてしまうような内容のツイートなども遠慮なく行えるようになるので、投稿の自由度は増すと言っていいでしょう。
Twitterの非公開設定の注意
当然ではありますが、非公開モードにすることのデメリットはあります。
非公開モードになり自分のツイート内容が他のユーザーに一切表示されなくなるので、他のユーザーに自分のツイートを見て興味を持ってもらう機会が無くなってしまいます。
自分からフォローをする際も、相手からはこちらのツイートが一切見れないのでフォロー返しも期待できなくなります。 また、自分をフォローしたいユーザーはフォローリクエストを送らないといけませんし、自分はそのフォローリクエストが来るたびにいちいち許可するか拒否するか選ばないといけません。
フォロワー以外には非公開状態なので、フォロー関係ではないユーザーにリプライやメンションを送っても通知されないと、様々な制約が出てきます。
Twitterで非公開設定にするとどうなるのか
ではTwitterで非公開設定にすると具体的にどういう変化がおきるのでしょうか?ご紹介していきます。
非公開にするとフォロー外のユーザーにツイートを見られなくなる
この画像は、該当アカウントをフォローしていない人がユーザーページにアクセスした時のものです。
通常であればタイムラインが表示されますが、このように非公開であることをアナウンスした画面になり、ツイートが非表示になります。
フォロワーには普通に表示されるので安心してください。
フォローするためには該当アカウントの許可が必要になる
非公開設定にすることで、Twitterのアカウントを非公開にする前から自分をフォローしているユーザーはフォロワーのままになります。
ただしアカウントを非公開にしてから自分フォローしようとしたユーザーがフォローボタンを押してもすぐにはフォロワーにならず、フォローリクエストというものが送信されます。
送られてきたフォローリクエストを許可することで、フォロワーになる仕組みになっています。
フォローリクエストはマイページのプロフィールの下に表示されます。
これをクリックするとフォローリクエストを送信したユーザーが表示され「許可する」を選ぶとリクエストを送ったユーザーフォロワーとなり、「拒否する」を選ぶとリクエストを取り消すことができます。
理由は後述しますが、知らないユーザーからフォローリクエストが送られてきた時に「知らないから」と無視してフォローリクエストを放置したりしないようにしましょう。
アイコンやプロフィールは表示される
非表示なのはツイートのみで、画像のようにアイコン、ユーザー名、場所、URL、プロフィールの文章は表示されます。
プロフィールは現時点(2017年9月)では非表示にすることはできないので、重要な情報や明かしたくないことは記載しないようにしましょう。
リツイートができなくなる
通常の場合はツイートの下にリツイートのボタンが表示されますが、非公開モードのユーザーのツイートはボタンが押せなくなっており、リツイートが不可能になります。
ブラウザ・公式アプリ・非公式クライアントなどあらゆる方法を使ってもリツイートされることがなくなるため安心です。
リプライが表示されなくなる
フォローしていない非公開モードのユーザーのリプライは、画像のように表示されなくなります。
例えば「Aさん」「自分(非公開モード)」の会話を、Aさんをフォローしているユーザーが見ようとして「会話を表示」をクリックしても、表示されるのはAさんのツイートだけで、非公開状態の自分のツイートは全て画像のように「ツイートがありません」と非表示になるので、見られることはありません。
「いいね」にも表示されなくなる
自分(非公開状態)のツイートをフォロワーのAさんが「いいね」した場合、自分をフォローしているユーザーはAさんのいいねリストに登録されたあなたのツイートを見ることができますが、フォローしていないほかのユーザーには表示されなくなります。
フォロワー以外へのリプライ・メンションは無効になる
自分が非公開モードの時に、フォロワー以外のユーザーにリプライやメンションを送っても、非公開状態のため送られた相手はそのツイートを見ることはできませんし、通知もされません。
リプライやメンションを送りたい場合は非公開モードを解除するか、相手とフォロワー関係になるしかないため注意しましょう。
Twitter内での検索にも表示されなくなる
画像は自分(非公開モード)のアカウントを他のユーザーが検索した場合のものです。ユーザー名や過去のツイートの内容で検索をかけたとしても、一切検索結果に表示されなくなります。
もちろん非表示状態なのはフォロー外のユーザーのみなので、自分のフォロワーは問題なく検索することが可能です。
検索サイトの検索結果には表示されてしまう場合があります
非公開モードのアカウントはTwitter内での検索結果には表示されませんが、アカウントを非公開にする前のツイートがある場合は、Googleなどの検索サイトで検索した場合表示されてしまうことがあります。
リンク先に飛んでも当然ツイートは見れませんが、画像のように検索結果にサイト内文章が表示される場合ツイートの中身が表示されてしまうことがあります。
特定のユーザーにだけ非公開することはできない
非公開モードにした場合フォロワー以外の全てのユーザーに非公開状態になるわけですが、特定のユーザーだけを選んで非公開モードにするという機能は現時点では存在していません。
どうしてもツイートを見られたくないユーザーがいるのであれば、そのユーザーをブロックするというのが現時点で取れる方法です。
ただし、ブロックしても「ブロックされたアカウント」以外のアカウントを使ったりログアウトすることで簡単にツイートを見られてしまう点には注意しましょう。
非公開設定を解除する時に注意しなければならないこと
Twitterの非公開モードを解除する時に気をつけなければならないことがあります。
まずは、今まで非公開状態で投稿してきたツイートが全て公開状態になってしまうことです。公開したくないツイートは、事前に削除するなどの対処を取りましょう。
次は、放置していたフォローリクエストについてです。
フォローリクエストを放置して溜めていた場合、非公開モードを解除したと同時に承認された扱いになってしまい、フォローリクエストを送ったユーザーが全員あなたのことをフォローできてしまいます。
ですのでフォローリクエストが届いたときはしっかり承認するか拒否しておきましょう。ただ、非公開モードを解除した場合は過去にフォローリクエストを拒否したユーザーであってもフォローできるようになる点は注意しましょう。
Twitterの非公開設定の方法・やり方
PCブラウザとAndroidスマホアプリ版での非公開設定の方法を説明していきます。
PCの場合
まずはPCブラウザ版での非公開設定の方法を説明します。
ブラウザでTwitterを開いたら、右上のユーザーアイコンをクリックしてメニューを表示し、「設定とプライバシー」をクリックします。
設定画面に移るので、左のメニューにある「プライバシーとセキュリティ」をクリックします。
プライバシーの欄にある「ツイートの公開設定」で「ツイートを非公開にする」のチェックボックスをクリックしオンにして、画面下部にある「設定を保存」をクリックしましょう。
設定変更を保存するためにパスワードを聞かれますので、パスワードを入力し再度「変更を保存」ボタンをクリックしましょう。
自分のプロフィール欄を見ると、錠前のアイコンが付いていますね。
この錠前アイコンが自分が「非公開モード」である状態を表すアイコンとなっています。これで、PCブラウザ版での非公開設定が完了しました。
スマホの場合
Androidスマホアプリ版での非公開設定の方法を説明します。
まずはアプリを起動し、ホーム画面で右にスワイプしメニューを表示させましょう。メニューの「設定とプライバシー」をタップします。
アカウントの「プライバシーとセキュリティ」をタップします。
ツイートの「ツイートを非公開にする」のチェックボックスをタップしてオンにしましょう。 PCブラウザ版と違い、パスワード入力は求められません。
プロフィールの横に非公開状態を示す錠前のアイコンが付きましたね。 これでAndroidスマホアプリ版での非公開設定が完了しました。
非公開設定の解除の仕方
PCブラウザとAndroidスマホアプリ版での非公開設定の解除方法を説明していきます。
PCの場合
PCブラウザ版での非公開設定の解除方法です。
まずブラウザでTwitterを開き、右上にあるユーザーアイコンをクリックし、メニューの「設定とプライバシー」をクリックします。
左のメニューから「プライバシーとセキュリティ」をクリックします。
プライバシーの欄にある「ツイートの公開設定」で「ツイートを非公開にする」のチェックボックスがオンになっているので、クリックしてオフにしてから画面下部にある「設定を保存」をクリックしましょう。
設定変更を保存するためにパスワードを聞かれますので、パスワードを入力し再度「変更を保存」ボタンをクリックしましょう。
自分のプロフィール欄に付いていた錠前のアイコンが消えていますね。 これでPCブラウザ版で非公開設定を解除することができました。
スマホの場合
Androidスマホアプリ版での非公開設定の解除方法です。
まずはアプリを起動し、ホーム画面で右にスワイプしメニューを表示させましょう。メニューの「設定とプライバシー」をタップします。
アカウントの「プライバシーとセキュリティ」をタップします。
ツイートの「ツイートを非公開にする」のチェックボックスがオンになっているので、タップしてオフにしましょう。 オフにする場合もパスワード入力は求められません。
自分のプロフィール欄に付いていた錠前のアイコンが消えていますね。 これでAndroidスマホアプリ版で非公開設定を解除することができました。
まとめ
Twitterの非公開設定についてと非公開設定にする方法、いかがでしたでしょうか。
基本的に誰にでも公開されるTwitterで、ちょっと大勢の人には見られたくない内容のツイートをする時や、最初から親しいユーザーとのコミュニケーションツールとして使う場合、非公開設定にすることでツイートの拡散による炎上や変なトラブルを避けることができます。
フォロワーを増やしたい・他のユーザーとコミュニケーションを取りたいという人には使いづらい機能ではありますが、前述のように拡散による炎上が起きそうな時に非公開設定にすることで拡散を防いだりと一時的な避難に使ったりもできます。
ただし、非公開設定にする以前のツイートなどはウェブ上に残ってしまうので、Googleを初めとした検索サイトで検索された場合はツイートが掘り起こされてしまうケースが存在します。十分注意しましょう。