Outlookでメールが勝手に迷惑メールに振り分けられる
パソコンのメーラーアプリとしてOutlookを使っていて、何故かメールが勝手に迷惑メールに振り分けられてしまって、通常の受信トレイに振り分けされないことがあります。
メールが理由も分からず勝手に迷惑メールに振り分けられてしまうと、ビジネスでのメールや知り合いからのメールにも気づかず、そのまま削除されてしまうこともあるためとても困ってしまいますよね。
信頼できる人や企業からのメールまでスパムメール扱いされてしまうと、メーラーアプリとして使うのは難しいのですが、これは設定が原因で起こっていることなので設定を変更することで迷惑メールに振り分けされないようになりますよ。
この記事では、Outlookでメールが勝手に迷惑メールに振り分けられる場合の対処法を説明していきます。
Outlookでメールが勝手に迷惑メールに振り分けられる場合の対処法
それでは、Outlookでメールが勝手に迷惑メールに振り分けられる場合の対処法を解説していきます。ここでは、Outlook2013を例に説明しています。
この「迷惑メールの処理レベル」について気になる方もいらっしゃると思いますので、迷惑メールの処理レベルについて説明します。
迷惑メールの処理レベル「自動処理なし」
自動処理なしに設定すると、メールを迷惑メールフォルダに振り分けることが基本的にはなくなります。例外としては、作成してある受信拒否リストに登録しているメールアドレスからのメールは迷惑メールフォルダに振り分けられるようになっています。
なんでもかんでも迷惑メールに振り分けられてしまう状態を解除したいのであれば、この設定を選択しましょう。Outlookのデフォルト設定ではこの「自動処理なし」になっているので、処理なしでも大丈夫なの?と思うユーザーもご安心ください。
迷惑メールの処理レベル「低」
迷惑メールの処理レベル「低」では、あきらかにスパムだといったメールが迷惑メールフォルダに振り分けられます。迷惑メールがたまにやってくるけど処理が面倒だという方は、こちらの設定でも問題はないでしょう。
迷惑メールの処理レベル「大」
迷惑メールの処理レベル「大」になると、迷惑メールはまず受信トレイに入ることはなく、迷惑メールフォルダに振り分けが行われます。ただし、冒頭で述べた「何故かメールが勝手に迷惑メールに振り分けられてしまう」状況を作りやすい設定でもあり、知り合いのメールであっても迷惑メールフォルダに振り分けてしまうほどの処理レベルになっています。
この処理レベルを選ぶのはおすすめできません。
迷惑メールの処理レベル「[セーフリスト]のみ」
迷惑メールの処理レベル「[セーフリスト]のみ」では、[信頼できる差出人のリスト]もしくは[信頼できる宛先リスト]に登録したユーザー・ドメインが差出人となっているメールや宛先になっているメールが受信トレイに振り分けられ、それ以外のメールは迷惑メールフォルダに振り分けが行われます。
[信頼できる差出人のリスト]・[信頼できる宛先リスト]に登録しているユーザーとしかメールのやり取りを行わないのであれば設定してもいいかもしれませんが、そのユーザーのメールアドレスが変更になった場合、変更通知メールも迷惑メールフォルダに振り分けられてしまいます。もちろん登録していないメールは全て迷惑メールフォルダ行きなので、迷惑メール行きを防ぐためにはメールアドレスの登録を頻繁に行うことになるかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Outlookの迷惑フォルダに振り分けられる原因は送信側にある事もあり、受信側で全てをコントロールすることは出来ません。
そのため、受信側では知らないうちに勝手に迷惑フォルダに振り分けられている事がありますので、この迷惑フォルダの処理レベルは把握しておきましょう。