OLEDと有機ELの違いを知りたい
最近スマホやディスプレイによく使われているOLEDと有機ELですが、OLEDと有機ELの違いをご存じでしょうか?同じようなディスプレイなのにOLEDと表記されていたり、有機ELと表記されていたりするので、どこが違うの?と疑問に思っているユーザーの方もいらっしゃると思います。
そこで今回はOLEDと有機ELの違いとは?読み方・特徴・用途・仕組みを紹介について解説します。
OLEDとは?
まずはOLEDから解説します。
1.OLEDは何の略?意味は?
OLEDの読み方はご存じですか?OLEDは(オーレッド)と読みます。OLEDは「Organic Light Emitting Diode」の略です。日本語に訳すと有機発光ダイオードという意味になります。
OLEDは電流を流すと自分で光る素子のことです。
2.OLEDの特徴について
最近ではOLEDディスプレイを採用する商品も増えてきました。OLEDディスプレイと液晶ディスプレイの違いについてご存じでしょうか?
OLEDディスプレイは自分で光りますが、液晶ディスプレイは背面からバックライトを当てる必要があります。バックライトが不要な分、OLEDディスプレイは構造がシンプルで薄く、軽量にできるというメリットがあります。
自ら光ると言えば「プラズマディスプレイ」もありますが、こちらの場合放電スペースが必要なのでなかなかスリムにするのは難しいようです。
有機ELとは?
次は有機ELについて解説します。
1.有機ELは何の略?意味は?
有機ELは(ゆうきイーエル)と読み「有機エレクトロルミネッセンス」の略です。エレクトロルミネッセンス(Electro Luminesxent)の日本語の意味は「電気を流すことにより発光するもの」という意味で、つまり有機ELは電気を流すと発光する性質の有機物質を使った現象のことをいいます。
2.有機ELはいつからあるの?
有機ELはいつ頃発明されたかご存じですか?有機ELと聞くと最近の様な気がしますが、有機EL積層機能分離型デバイス発光素子という今現在よく使われているものは1987年に発明されました。
2000年の初頭に実用化されはじめ、照明やディスプレイなど様々な用途に使われるようになりました。
OLEDと有機ELの違いとは?
分かりやすく言うと、有機ELは発光する現象の名前です。OLEDは有機ELの仕組みを利用して作られた商品の事をいいます。
日本ではOLEDをまとめて有機ELと呼ぶことが多く、有機ELディスプレイという風に商品名に使われることがよくありますが、世界的には有機ELディスプレイではなくOLEDディスプレイが一般的です。