「デベロッパーモードの拡張機能を無効にする」の警告が毎回表示される
自作した拡張機能やChrome Web Store以外から入手した拡張機能をインストールして使用すると、Google Chromeを起動するたびに「デベロッパーモードの拡張機能を無効にする」の通知が表示されてしまいます。
昔は「デベロッパーモードの拡張機能を無効にする」の警告を簡単に非表示にできましたが、現在はできなくなっており少し工夫しなければなりません。
「デベロッパーモードの拡張機能を無効にする」の警告が毎回表示される場合の対処法
警告への対処法はいくつかあります。難しい方法から誰でもできる簡単な方法までいくつかありますので、できそうなものを試してみてください。
グループポリシーを変更する
Windows10のChromeポリシーを編集することで表示させないようにできます。
ただし、この方法は基本的にPro以上のエディションでないと使用できないので注意してください。
まずはChromeポリシーのもととなるGoogle Chromeヘルプからテンプレートを入手します。
ダウンロードしたzipファイルを解凍し、ファイルの一部を次の場所にコピーします。
- windowsadmxja-jpchrome.adml → C:WindowsPolicyDefinitionsja-JPchrome.adml
- windowsadmxchrome.admx → C:WindowsPolicyDefinitionschrome.admx
コピーが完了したらローカルグループポリシーエディターを起動します。
IDを追加したら[OK]を押して画面を閉じ、[適用]を押しましょう。
これで「デベロッパーモードの拡張機能を無効にする」が表示されなくなります。
ただし、ここまで丁寧に設定を変更しても、今までと同じように警告が表示されてしまうこともあります。
その場合は別の方法を取りましょう。
Chrome.dllを編集する(非推奨)
インストールしているGoogle Chromeのファイル直接書き換えることで警告そのものを無効化することができます。
編集するにあたってバイナリエディタを使用するため、バイナリエディタを使ったことがない方や開発の知識が無い方にはお勧めしません。
まずは、インストールされているchrome.dllをドキュメントフォルダなど別の通常フォルダにコピーしてから編集します。コピーしたものを編集しないと保存ができないので注意しましょう。
ここの並びを「83 F8 09 7F 81」に変更します
保存したら元の場所にコピーして上書きしてください。
これでChrome Web Storeからインストールしていない全ての拡張機能による警告を非表示にできます。
ただし、この方法はGoogle Chrome本体は破壊してしまう可能性があるほか、バージョンアップの都度Chrome.dllが上書き更新されるので再編集の手間ができてしまいます。
ですので、安全かつラクに警告を消す場合は後述するChrome Canaryを使った方法がおすすめです。
Chrome Canaryを使う
最も楽な方法はChrome Canaryを使うやり方です。
Chrome Canaryとは開発版Google Chromeで、はじめからChrome Web Store外からの拡張機能インストールが許可されているので、バイナリを書き換えたりグループポリシーを変更する必要もありません。
警告をラクに消して最新のChromeを使いたいという場合はCanary版を使いましょう。
Canary版のインストール方法や特徴についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、気になる方は参考にしてください。