zipファイルには容量制限がある
zip形式では、通常で圧縮できるファイルの最大サイズは4GBまでになっています。4GBをオーバーするzipファイルを作成しようとするとどうなるかと言いますと、ファイルが破損します。見た目はちゃんと圧縮ファイルが作成できているのですが、いざ解凍しようとすると破損していると表示されてしまいます。また、圧縮サイズが4GB以内であっても、圧縮後のファイルサイズが2GB以内に収まっていないとファイルが破損してしまうこともあるため十分な注意が必要です。
zipの容量の制限を超えて圧縮したい場合はどうすればいい?
4GBをオーバーするzipを作成する場合は、Windowsとzipファイルを生成するアーカイバが「ZIP64」というフォーマットに対応していることが条件になります。このZIP64に対応しているWindowsのバージョンは、Windows Vista・7・8・10となります。ですのでVista以前のWindowsでは4GB以上の大容量ファイルを圧縮できないという点に注意しましょう。
4GB以上のファイルを圧縮したいのであれば、他の圧縮形式を用いるのがベターです。7z形式・rar形式・lzh形式などの圧縮形式で対応可能ですが、rar形式を作成するアーカイバ「WinRAR」はフリーソフトではなくシェアウェアである点から扱いづらく、lzh形式のファイルはアンチウイルスソフトがファイル内をスキャンできないという問題が2020年現在でも解決されていません。
そこでおすすめなのが、フリーソフト「7zip」を用いて7z形式で圧縮する方法です。圧縮効率がよく、解凍スピードも非常に早いためおすすめできます。7zipの導入方法は下記リンク先の記事にて解説していますので、ぜひご覧ください。