ディスプレイやモニターの「解像度」とは何?
ディスプレイ・モニターのスペック表を見てみると、「解像度」というものが必ず記載されています。
解像度とはディスプレイに表示される画素(またはドット・ピクセル)の密度を表す数値のことで、縦・横にどれくらい画素があるのかということを示しています。
解像度の数値が大きければ大きいほどディスプレイの画面がきめ細かく描画されるため、綺麗に表示されます。
例として、1920×1080のモニターであれば「横:1920」「縦:1080」の画素があるということになります。また、解像度が大きければ大きいほどディスプレイの画面領域が大きくなり、作業スペースが増えます。パソコンではディスプレイの大きさやグラフィックボードの性能によって表示できる解像度に違いが現れます。
解像度の単位はdpi(ドット・パー・インチ)です。ピクセルの場合はppi(ピクセル・パー・インチ)となり、印刷に使用されるlpi(ライン・パー・インチ)といった単位も存在しています。
画面領域との違い
解像度と画面領域との違いですが、基本的には解像度が大きくなればなるほどディスプレイに表示される画面領域も大きくなります。
画面領域が大きくなると、デスクトップ画面のアイコンが小さく表示される・作業スペースが広くなるといった変化が生まれます。解像度を下げると、逆にアイコンが大きく映る・作業領域が狭くなります。普段1920×1080の解像度の環境で作業しているのであれば、800×600の解像度に変更してみると一目瞭然です。明らかにアイコンやウィンドウの大きさが代わり、操作領域が小さくなってしまうことに気が付くでしょう。
解像度が大きくなればなるほどきめ細かく描画される分、画面領域が大きくなるためアイコンや文字が小さく描画されます。そのため、デスクトップモニターでは一般的な1920×1080の解像度がノートパソコンでは用いられることが少ない理由になっています。
ノートパソコンのモニターサイズに合わない画面領域になってしまいますからね。
自分のPCの解像度の確認方法
それでは、自分のPCの解像度を確認してみましょう。以下の確認方法はWindows10環境での確認方法となります。
解像度を上げる・下げることは出来る?
また、ディスプレイ側で解像度を変更できるものもありますが、その場合はWindowsパソコン側と同じ解像度を選ばないと表示がおかしくなってしまうので気を付けましょう。
もし解像度を上げたいという場合は、上げたい解像度に対応しているグラフィックボードとディスプレイを用意することで解像度を上げることが可能です。例えば4Kの解像度で表示させたい場合、ディスプレイが4Kに対応していてもグラフィックボードが4Kに対応していなければ解像度を上げることはできないので注意しましょう。
解像度の種類
解像度には、決まった種類が存在しています。以下が代表的な解像度の種類になります。
- VGA:640×480
- XGA:1024×768
- SXGA:1280×1024
- WXGA:1280×768(1366×768・1280×800)
- HD+:1600×900
- UXGA:1600×1200
- フルHD:1920×1080
上記のものが一般的な解像度の種類です。HDはハイビジョンとも呼ばれていますね。テレビのデジタル放送で用いられるフルハイビジョンは1920×1080の解像度と覚えておくと便利ですよ。VGAやXGAは聞き覚えがないという方も少なくないと思いますが、一昔前の携帯電話ではよく使われていたサイズとなります。
各種解像度について詳しく知りたい方は、下記リンク先の記事も併せてご覧ください。
まとめ
ディスプレイの「解像度」とは何?解像度を上げる・下げるは可能?いかがでしたでしょうか。
解像度とは、モニターやディスプレイに表示される画素の密度のことを指しています。単純に、解像度が大きくなればなるほど画面に映る画像がきめ細かく綺麗に表示されます。
パソコンでは、解像度を上げる・または下げることが可能です。パソコンの性能とディスプレイによって扱える解像度が変わってきますので、4Kに対応したディスプレイを買ったとしてもパソコンが4Kに対応していなければ4Kの解像度で表示させることができないといった点に注意しましょう。