拡張子「.cab」とは?
パソコンで扱うファイルの中には「.cab」という拡張子の付いたファイルもあります。この.cabファイルとは何なのか気になる方もいらっしゃるかと思います。
.cabは「CAB(キャブ)」と呼ばれるWindowsにおいて用いられるデータ圧縮のファイルフォーマットの一つです。CABという名前は「Cabinet(キャビネット)」の略称です。データ圧縮率の高い形式で、解凍速度も早いというメリットがあります。一方デメリットとして、圧縮にはかなりの時間がかかってしまいます。.cabは、Windowsの標準のインストーラーとして採用されているケースもあります。
拡張子「.cab」と「.zip」との違い
.cabが圧縮ファイルフォーマットの一つであることを説明しましたが、圧縮ファイルフォーマットの中で広く普及しているものといえば「.zip」がありますよね。.zipは、日本を含めた世界各地において普及している圧縮形式で、WindowsだけでなくMac OSでも使用することができるほか、ファイルの分割圧縮を行い複数ファイルに分けたりパスワードを設定するといったことが行なえます。.cabでも分割圧縮ファイルを取り扱うことはできますが、上記で説明している通り圧縮には時間がかかるためおすすめしづらいです。また、パスワードの設定は行えません。基本的にユーザーとして使う圧縮ファイルフォーマットは.zipのほうが扱いやすく、.cabを利用するシーンとしては大容量のファイルを圧縮したい場合に利用するといった形になるでしょう。
まとめ
拡張子「.cab」とは?zipとの違いを解説!いかがでしたでしょうか。
.cabとは、Windowsで扱われる圧縮ファイルフォーマットの一つです。.zipとは違い汎用性の面では劣っていますが、圧縮効率の面では勝っていますよ。シーンに応じて使い分けましょう。
また、下記リンク先の記事では.cabのファイルを解凍する方法をご紹介していますので併せてご覧ください。