SDカードとSSDの違いとは?
SDカードとSSDの違いについて
パソコンやスマホなど、現代ではデジタル機器を使うこと当たり前になってきています。皆様は、SDカードとSSDカードの違いについてご存知でしょうか?同じような名前でも、使用用途や製品そのものは全く異なっているので、ご存じでない場合はぜひ覚えておきましょう。
SDカードとは?
SDカードとは、フラッシュメモリーに属する記録媒体です。正式名称は「SD Memory Card」で、メモリーの部分を略してSDカードと呼ばれています。スマートフォンで使っているSDカードは「mircoSD」というSDカードを小型化した規格のものです。
SDカードはデジカメやスマートフォンなどの機器で用いられるもので、SDカードを挿入できる機器であれば複数の機器で使い回すことができます。注意しなければならないのは、SDカードには容量により「SDHC」・「SDXC」と名称が決まっており、対応していない機器では使用できない点が一つ。
もう一つは、書き込み回数に制限があることです。書き込み形式の種類にSLC・MLC・TLCというものがあり、SLCは約10万回・MLCは約1万回・TLCは約1000回で寿命が来るとされています。書き込み回数制限に到達するとそれ以降SDカードは使えなくなってしまう点に注意する必要があります。
SSDとは?
SSDとは、フラッシュメモリをハードディスクのように扱うことのできる記憶装置です。「Solid State Drive」の略でSSDと呼ばれています。SSDは、主にパソコンのストレージとして用いられています。パソコンのストレージとして一般的なハードディスクに比べると容量あたりの価格が高くなりますが、読み込み速度が非常に早いためシステムドライブとして使用すると効果を発揮します。
ただし、SDカードと同様に明確な寿命が存在していることがデメリットとなります。多くの製品には「TBW(Total Byte Written)」という数値で何TBのデータ書き込みが可能か記載されています。他のデメリットは、前述の通り容量あたりの価格がハードディスクと比べて高いこと・ハードディスクと違い寿命を迎えたらデータを復旧させることができない点が挙げられます。