データセーバーとは?
データセーバーとは、Webサイトのコンテンツ表示の際に発生するデータ通信量を削減し、ページ読み込みの高速化などに期待できる機能の一つです。
モバイルWi-Fiを使っていてデータ通信料が気になるという方も、データセーバーを利用すれば全体のデータ通信量削減されてより多くの Web ページを閲覧できる可能性があります。
Firefoxでデータセーバーを使う方法
データ通信量削減効果を期待できるデータセーバーですが、Firefoxでもデータセーバーを導入することが可能です。
ただし、Firefox本体にデータセーバーが搭載されているというわけではなく、別途アドオンを導入して初めてデータセーバーが機能するようになります。
少し前までは Googleサーバー経由で通信量を最適化できる「Google DataSaver proxy for Firefox」が一般的ですが、現在は使用することができないため「Save-Data: on」を利用します。
「Save-Data: on」は通信量の最適化を行っていないサイトでも強制的にデータ圧縮設定を有効化することで通信量を削減できるアドオンです。
「Save-Data: on」は以下のリンク先でインストールできます。
特に設定する必要はなく、インストールしたら即データセーバー機能が有効化されます。
スマホの場合
スマ語アプリ版Firefoxの場合、別途拡張機能の導入は必要ありません。
アプリの設定を変更することで画像を読み込まないようにしてデータ通信量削減する機能が用意されています。
設定する場合は以下の手順でおこなってください。
この設定を有効化すると画像読み込みがパスされるようになり、ページの読み込み速度とデータ通信量・パケットを大幅に削減できます。
Firefoxでデータセーバーを使った結果を紹介
データセーバーの効果はどれくらいあるのかどうかについて、当サイト「Aprico」のトップページで検証してみました。
検証にはFirefox搭載デベロッパーモードのネットワーク通信量を参考にしています。
データセーバー導入前に比べて約20%の通信量削減に成功しています。
通信制限のない固定回線を使っているんであればあまり通信量は気になりませんが、ポケットWi-FiでPCとスマホ両方でインターネットを使っている方にとってはデータ通信量はとても重要です。
より高いデータセービング効果を得たいのであれば、AdBlocker は広告ブロック機能組み合わせるといいでしょう。
データセーバー導入時の注意点
データセーバーアドオンを導入したからといって、必ずページ内のデータ総容量が小さくなるとは限らない点に注意してください。
Webサイトによっては表示ごとにランダムに切り替わるコンテンツや広告が設置されています。
それらによって具体的な通信量が変わってくるので、絶対にデータ通信量が小さくなるとは言い切れません。
また、広告やランダムに切り替わるコンテンツが設置されているウェブサイトでなくても、はじめからデータ通信量の最適化を行っているサイトにはあまり効果がないでしょう。
詳しい仕組みについては割愛しますが、サーバー側がgzip圧縮という処理を挟むことで、データ通信の発生するリソースファイル容量を圧縮し、圧縮された状態で送受信、受信側(ブラウザ)で展開してウェブページを表示するといったことができます。
このような機能を使っているサイトではデータセーバーの効果はあまり感じられないでしょう。
データセーバーはあくまで「平均的な通信量を減らすことができる機能」と認識しておくようにしてください。